■□■2010年7月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【LETメールマガジン 第66号】
___/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
全国大会の開催まで,1ヶ月を切りました。今年は50周年記念大会ということで,
実行委員の先生方も例年以上に忙しく,また精力的に準備を進めています。
HPには,プログラム,ワークショップなどの情報も公開され,すでに懇親会の
申込もはじまっています。みなさん横浜でお会いしましょう!!!
今月のメルマガもThe Treasure Hunt Clubが充実しております。是非,お楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■第66号のもくじ■
★支部企画コーナー No. 32 関西支部
★The Treasure Hunt Club No. 60
★おしらせ
☆50周年記念全国研究大会のお知らせ!!
★支部研究会情報
☆関西支部
★編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■===================
★支部企画コーナー No. 32 関西支部
===================□■
===================
☆支部研究部会紹介:「M&I(マルチメディア&インターネット)研究部会」
畿央大学 深田 將揮
===================
M&I(マルチメディア&インターネット)研究部会閉鎖のご報告
M&I(マルチメディア&インターネット)研究部会では、最新の教育機器に関する
情報交換や、その利用法に関する講演、実証研究の発表などを2004年度から実施
してきました。しかしながら、研究部会の今後の方向性を新たなものにするため、
この度閉鎖することに決定いたしました。マルチメディアやインターネットが当然
のように外国語教育に導入されている現状を考え、もう一度外国語教育の原点に戻
り、新たな視点で外国語教育を見つめ直したいということからです。
過去の研究部会を振り返ってみますと、内容もさることながら開催場所も大阪(関
西大学)、京都(平安女学院大学)、兵庫(神戸学院大学附属高等学校)に奈良
(関西中央高等学校)と近畿をまたにかけて行ってきたのもこの研究部会の大きな
特徴だったと言えるかもしれません。また、参加してくださった先生方の校種も大
学はもとより、高等専門学校、高等学校、中学校、小学校と様々で、異校種の先生
方にとって活気ある意見共有の場であったのではないかと思っております。それは、
「明日の授業でさっそく使える」というプラクティカルな要素が色濃かったことが
後押ししていたのかもしれません。
また、学校関係者だけでなく企業からご参加いただいたことも顕著でした。最新の
デジタル機器を惜しげもなくご紹介くださったり、学習コンテンツを実際に体験で
きたりと非常に有意義な時間を共有することができました。毎回の研究会後に行っ
たアンケートで参加者のほとんどが「非常に満足」と答えていただける要素がそこ
にもあったように思えます。
今後、外国語教育におけるマルチメディア化はますます必然になっていくと考えら
れます。最新のデジタル電子機器の影響で教育は、今まさに変革の時にあると思い
ます。その中でこのM&I(マルチメディア&インターネット)研究部会が担ってき
た役割は大きいと個人的に思っております。
最後になりましたが、この研究部会は、たくさんの先生方や企業の方、学生の方、
またその他大勢の方々に支えられてきました。皆様方には、このような形でご報告
せざるをえないことを本当に申し訳なく思っております。今後、新たな視点で研究
部会を立ち上げる際は、ぜひこの研究部会で培った経験を活かしたいと思っており
ますのでその際はお声がけいただければと思っております。
皆様方、本当にありがとうございました。
===================
☆支部研究部会紹介: 「大学授業研究部会」
流通科学大学 山本 勝巳
===================
大学授業研究部会は2009年度末をもって活動を休止いたしました。前回の部会紹介
(LETメールマガジン第46号) では2004年5月29日に第1回部会を開催、と書きました
ので6年弱の活動で一区切り、ということになります。
新体制に移行してからのこの2年間の活動実績について、前半部分は以前書いてい
ますので、その後の内容について簡単に紹介しておきます (ご担当いただいた先生方
のお名前のみ外させていただきました) 。
2008年度第3回
ワークショップ
・「一般化可能性理論によるパフォーマンステスト分析:分析ソフトGENOVAを用いて」
・「はじめてのPraat (実践編)」
2009年度第1回
・「インターネットを利用した情報整理法 (Up-to-date版)」
・「LL/CALL教室の利用と阻害要因について」
・フリーディスカッション
2009年度第2回
・輪読: Ladefoged, P. (2003) Phonetic data analysis: an introduction to fieldwork
and instrumental techniques. 4. Pitch, Loudness, and Length
・フリーディスカッション
2009年度第3回 (特別講演会)
講演タイトル: 「指揮者と外国語--国際コミュニケーションの楽しさとむずかしさ」
2009年度第4回
・ 「模擬企業内研修を利用したタスクベース・ラーニングの実践報告」
・ 「RSSリーダーを使って情報の海に泳ぎ出そう」
研究発表だけでなく、講演あり、ワークショップあり、と多様なラインナップになっていたと思います。
発表を担当いただいた先生方、また参加いただいた多くの方々には感謝のことばしかありません。
本当にありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■======================
★ The Treasure Hunt Club
No. 60 Visual Search Tools
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
======================□■
My original column many, many months ago introduced several search
engines that were
alternatives to the Google-centric mindset of Internet queries and
this month I think it is time
to re-visit the topic. Not that I have anything against Google, but
the increasing number of
paid listings and the increasing use and sophistication of search
engine optimization
techniques means that the list of returns we get when we google aren’t
as useful as they
could be sometimes. So here are some alternatives for searching. The
key word here is
“visual” and if you start to make more use of these engines, you may
find yourself getting
out of your Google habit.
First up is a search engine that I introduced before but it deserves a
re-mention. Wolfram
Alpha doesn’t even call itself a search engine. It is instead a
“computational knowledge
engine.” What does that mean? Well, it means mostly that it doesn’t
work the same way as a
regular search engine. But type in “Temperature in Yokohama” to see a
quick example of
what it does do. Or type in your birthday to see how many days old you
are and what was
happening at the time. One of the things to keep in mind with Wolphram
Alpha is that it is
improving all the time and what it doesn’t do well now, it will likely
do well sometime in the
future. http://www.wolframalpha.com/
Now let’s get really visual. Spezify is a visual search engine that
returns a wonderful collage
of visual links for your search. The search results are often
surprising and this is a great way
to search if you are not sure of what you are after. http://spezify.com/
Viewzi is a little more organized than Spezify. The returns are shown
as text in organized
boxes. Roll over then to see the page the information came from. At
the top of the page you
can select how you want the search results to come up: web shot,
simple text, power grid,
timeline, site info, photo tag cloud, video, etc.―about 15 options in all.
Very nice. http://www.viewzi.com/
Another visual search engine is Search-cube (http://search-cube.com/)
but I found that it
looks kind of cool but difficult to use. Give it a try and see what you think.
That’s all for this month. See you at LET 50 in Yokohama!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■====
★お知らせ
======□■
────────────────
外国語教育メディア学会(LET) 50周年記念全国研究大会 開催のお知らせ
LETメルマが購読者の皆様、また暑い夏がやってまいりました。
既にご存知とは思いますが今年の全国研究大会は50周年という節目を向かえ、
大会も50周年記念全国研究大会と銘打ち開催することとなりました。
大会テーマは
外国語教育とメディアの更なる共生を目指して---LET50年からの提言」
Together and Better --- Suggestions from LET 50 for Language Education
with Technology
会場は、
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
にて8月3日(火)から8月5日(木)の3日間、
ワークショップ、研究発表・実践報告をはじめ大変興味深いプログラムを組んで
開催されます。
非会員の当日参加費 非会員は研究大会当日、大会参加費3000円をお支払いくださ
い。当日会員として3日間有効です。「ワークショップ」「LET50記念式典」にご
参加の場合別途お申し込みが必要です。会員は参加費無料です。
ワークショップは現在ウェブページより参加者申し込みの受付を行っております。
座席数に限りがございますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。1講座
につき1000円です。非会員もお申し込みいただけます。ウェブ上で事前にご登録
いただき、7月23日(金)までにワークショップ参加費をご納入ください。詳細は
ホームページをご覧ください。
http://let50.j-let.org/
また8月4日の基調講演終了後にLET50周年記念式典を行います。
会場は船の帆をイメージして建てられた、
横浜グランドインターコンチネンタルホテル
にて18:00より行います。参加費は、お一人様7,000円(学生は4,000円)です。
参加をご希望の方は7月23日(金)までにご納入ください。詳細はホームページをご覧ください。
http://let50.j-let.org/
プログラムの一部は下記のようになっております。
基調講演 8月4日(水) 、8月5日(木)
「自ら意味を獲得するロボットの構築に向けて」 國吉 康夫(東京大学)
“The normalization of technology in language education”
Stephen Bax(University of Bedfordshire)
特別講演 8月4日(水)
“We Have Been Changed for Good: Social Media, Language Teaching and Learning”
Barbara Sawhill(IALLT, Past President, Oberlin College)
特別対談 8月3日(火)
「脳科学者と音声工学者が考える言葉との出会いとその演出」
「オープンエンドな英語教育に向けて」
茂木 健一郎(ソニー・コンピュータサイエンス研究所)
「英語発音の物理現象を眺めていて気づくこと」
峯松 信明(東京大学)
招待シンポジウム 8月4日(水) The Future of the Language Center
Mike Ledgerwood(IALLT President, Samford University)
Barbara Sawhill(IALLT, Past President, Oberlin College)
Ute Lahaie(IALLT, Vice President, Gardner-Webb University)
Peter Liddell (IALLT Former President)
Harold Hendricks (FLEAT IV Host, Brigham Young University)
特別シンポジウム 8月4日(水)
Asian Collaborations at Waseda University: Cross-Cultural Distance Learning
中野 美知子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
Lee Hikyoung(高麗大学校人文大学教授)
Da-Fu Huang (James)(Southern Taiwan University)
全体シンポジウム 8月5日(木)
「若手研究者が語るメディアと外国語教育の新たな共生の姿」
コーディネータ 竹内 理(LET会長、関西大学)
パネリスト 山田 政寛(金沢大学) 教育工学、協調的言語学習
後藤 一章(摂南大学) コーパス言語学
住 政二郎(流通科学大学) アフォーダンス
荒木 瑞夫(宮崎県立看護大学) 語用論、社会言語学
LET50周年記念パーティー・懇親会 8月4日(水)
LETの50年を振り返るスライド映写、各来賓挨拶、余興、等
横浜 グランド インターンコンチネンタル ホテル3Fパシフィック
参加費 一般7,000円、学生4,000円(移動バス代・お土産込)
研究発表・その他の催し
研究発表・実践報告81件、公募シンポジウム7件、ポスター発表8件、早稲田大
学遠隔授業デモ、ワークショップ14講座、賛助会員デモ20件、展示32社、展示
スタンプラリー、YSFH高校見学ツアー、総会、学会賞授与式、その他
詳しいプログラムについては以下のURLをクリックし、ホームページをご覧くだ
さい。
http://let50.j-let.org/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■=======
★支部研究会情報
=========□■
────────────────
======
☆関西支部
======
★ 早期英語研究部会 2010年度第2回研究会
日時: 2010年7月10日 (土) 13:00 ? 17:00
場所: 弁天町市民学習センターの和室(http://www.osakademanabu.com/bentencho/room/)
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=78
★ 英語発音教育研究部会英語発音教育研究部会 第41回研究会
日時: 2010年7月11日 (日) 13:00 ? 17:00
場所: 西宮プレラ5階会議室
( http://www.nishi.or.jp/contents/00002606000400010.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=77
★ 中高授業研究部会 7月例会
日時: 2010年7月11日 (日) 13:30 ? 17:00
場所: 京都教育大学CALL教室 (1号館 B棟4階)
資料があります。詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=75
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■====
★編集後記
====□■
先日,学生が研究室にやってきて「あの授業,何か勉強している実感がないんだよ
なぁ」と言いました。学生曰く,その授業はちゃんとしているし,宿題もある。だ
けど勉強している実感が持てない,ということでした。「やりなさい」というアプ
ローチだけでは,教えることが成立し難くなって,いろんな工夫をしています。教
材を工夫したり,グループワーク,ペアワークを取り入れたり。一見,授業は成立
しているように見えるけども,学生は勉強している実感を持てているのかと改めて
考えました。授業を振り返る大切なキーワードを教えてもらった気がしました。
───────────────────────────────────
☆ご意見承りコーナーに、ぜひご投稿ください。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「メルマガご意見フォーム」
☆学会機関誌“Language Education and Technology” に対する
ご意見・ご要望も、「メルマガご意見フォーム」にお送りください。
───────────────────────────────────
☆メルマガ・バックナンバーは、LETメールマガジン・アーカイブで
すべて閲覧できます。
http://www.j-let.org/~mm/
───────────────────────────────────
☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「ご案内」
───────────────────────────────────
LETメルマガ委員
【関東支部】 下島 義容(拓殖大学) 若有 保彦(秋田大学)
【中部支部】 小栗成子(中部大学) 大塚 章夫(愛知県総合教育センター)
【関西支部】 山本 勝巳(流通科学大学) 佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【九州・沖縄支部】 竹野 茂(宮崎公立大学) 古村 由美子(九州大学)
編集責任者
【本部メールマガジン】 住 政二郎 (流通科学大学)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━