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■□■2009年5月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【LETメールマガジン 第52号】
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メキシコ発の新型インフルエンザの感染が世界的に拡大し、日本人感染者も
ついに確認されました。これからの国際交流への影響が懸念されるところです。
さて、今月の支部企画は関東支部の担当で、滞英中の森田彰先生(早稲田大)
より英国の外国語教育について御寄稿いただきました。The Treasure Hunt
Club の特集は、Web 2.0 Tools です。お楽しみください。
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■第52号のもくじ■
★支部企画コーナー No. 19 関東支部
★The Treasure Hunt Club No. 46
★お知らせ
☆支部研究大会情報
・関東支部
・関西支部
・中部支部
・九州・沖縄支部
☆支部研究会情報
・中部支部
・関西支部
☆全国研究大会情報
☆支部ホームページ情報
・関東支部
★編集後記
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★支部企画コーナー No. 19 関東支部
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英国の外国語教育?Oxford 便りに代えて?
森田 彰 (早稲田大学)
イギリスは、大陸のヨーロッパと様々な点で違ったところがあります。島国であり、地理的に
孤立しているだけではなく、文化の重要な要素である宗教も英国国教会が主流(国教)であり、
経済の根幹である貨幣、度量衡は、パウンド(なぜ日本ではポンドと言い続けるのでしょう?)、
マイルです。さらに、文化そのものとも言える言語も、英語は他のヨーロッパ諸言語と比べてみ
ると(これも日本ではあまり意識されていないようですが)、ほとんど孤立言語 isolated
language と言ってよいものです。そうした事情から、英語発祥の地であり、英語圏である
イギリスの言語教育事情は、日本とよく似た面を多く抱えています。その中でも重要な点は、
? 一つの言語が、国内で圧倒的に優勢な立場にある。
? 伝統的に、大陸、あるいは国外の高い文化の影響下にある。
? 自国の文化程度が高く、高度な概念をほとんど「母語」の中で表現できる。
? 識字率が高く、教育制度も整っている。
などが挙げられます。従って、日英両国において、その国の人々が学ぶ価値のある母語以外の言
語は、結果として「外国語」にならざるを得ず、かつ教育するほどの価値のある外国語は、当然
広く行き亘った学校制度の中で、「万人に」教えられるものとなります。
私は、1年間の研究休暇を得て、このようなイギリスに住まうことになりました。前半は、
Oxford 大学 Hertford Collegeに SCR の Associate Member として所属し、Department of
Educationに顔を出せることになりました。Department では、ちょうどこの3月末にFirst and
Second Languages: Exploring the Relationship in Pedagogy-related Contexts という
conferenceがあり、LET関西支部の竹内 理教授のグループが、学習方略使用時の脳内活動に
ついて発表されていました。私は、仕事の都合で、参加できませんでしたが、ちょうど昨日
(4月27日)には、同学部のProf. Ernesto Macaro の主催で、Prof. Ros Mitchell (University
of Southampton) の "Foreign languages in English primary schools: evolving policy
and practice" と言う発表(セミナー:写真)がありました。表題からもお分かりのように、
イギリスの小学校での外国語教育について、その歴史的経緯と分析、現状報告が行われ
ました。実のところ、外国語と言っても、それはフランス語を指し、また結論から言っても、
かなりの苦戦を強いられているようでした。
イギリスでは secondary school になると、一般校でもスペイン語など、教えられる言語の
数が増えはしますが、先ほども述べたように、イギリスと日本の「外国語教育」には似通った点
が多くあります。日本における英語教育を考えて行く時には、アメリカを中心とする第二言語
習得に関する研究、近隣アジアの外国語教育の研究とともに、英語国イギリスにおける
外国語教育に付いての研究もやはり重要で、そこから得られるものも多いのではないか、
テムズ川(Oxfordでは the Isis と呼びます)を望むパブで地元のエイルをちびちびとやり
ながら、そうしたことを考えていました。9月からは、場所をケム川の畔、Cambridgeに移し、
また何かご報告ができれば、と思っています。
写真1 Prof. Macaro (左)と発表者
http://www.j-let.org/~mm/200905/1.jpg
写真2 Department の中庭から
http://www.j-let.org/~mm/200905/2.jpg
写真3 試験が終わり、喜ぶオックスフォード大生
http://www.j-let.org/~mm/200905/3.jpg
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★ The Treasure Hunt Club
No. 46 Web 2.0 Tools
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
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Hello everyone. The number and range of Web 2.0 applications continues
to grow daily. I think every teacher these days has a list of web
"tools" that they use regularly, with their learners or just on their
own. This month I have a few more sites you may find useful.
The first one is Yola (formerly known as Synthasite). It is a site
where you can build and keep your own website. "We fundamentally
believe you should be able to build and host your website without
paying for a designer, a suite of software or a hosting company. With
Yola, you have absolutely everything you need to get your site up and
running," they say. Do you need a site for your class, your school,
you club, etc.? Yola could be just right for you. http://www.yola.com/
Next is Bookgoo. This site allows you to upload documents and then
share them with others. You can highlight sections as you would with a
marker pen, or add comments. It's great for group editing or providing
feedback to learners. http://bookgoo.com/
In the past, I have introduced sites with instructional videos. But
Grasper better than anything I've seen so far. You can search for
videos and when you watch them you can slow them down and even add
notes anywhere you like (though you need to register first). They also
have a question and answer section. http://www.graspr.com/
Well, that's it for this month. See you in June.
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★お知らせ
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☆支部研究大会情報
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☆関東支部
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☆第122回(2009年度)研究大会・総会
期日: 2009年6月13日(土)
会場:拓殖大学 文京キャンパス
(〒112-8585 東京都文京区小日3-4-14)
丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩3分
大会テーマ: 「インプットからアウトプットにつなげる指導」
詳しくは下記URLをクリックしてください。
http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd22/index.php?id=10
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☆関西支部
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☆2009年度春季研究大会
5月16日(土)に京都外国語大学で行われる2009年度春季研究大会のプログラムが
公開されました。基調講演とワークショップの要旨もご覧いただけます。
http://www.let-kansai.org/ からご確認ください。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
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☆中部支部
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☆2009年度春季支部研究大会
日時: 2009年(平成21年) 5月23日(土) 10:00?18:30
場所: 愛知教育大学(愛知県刈谷市)
講演:
尾関直子(明治大学)
「タスクと学習ストラテジー:高等学校新学習指導要領の実施にむけて」
研究発表: 計6件 (詳細は中部支部ウェブサイトをご覧ください)
シンポジウム: 「学校教育における視聴覚・情報機器の役割」
司会 柳善和(名古屋学院大学)
パネリスト
小川恵子(愛知県安城市立里町小学校)
犬塚章夫(愛知県総合教育センター)
江島徹郎(愛知教育大学)
最新情報は、中部支部のウェブサイト(http://let.intl.chubu.ac.jp/)をご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしています。
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☆九州・沖縄支部
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☆2009年度LET第39回九州・沖縄支部研究大会
日時:2009年6月6日(土) 9:30?17:20
会場:長崎県立大学シーボルト校 中央棟
〒851-2195 長崎県西彼杵郡長与町まなび野1?1?1
大会テーマ:
「インターネットリソースの新しい活用法による外国語教育」
特別講演:
中野美知子 (早稲田大学)
「早稲田大学の語学教育3段階とICTの活用」
研究発表 計9件 (詳細は九州・沖縄支部ウェブサイトをご覧ください)
http://www.j-let-ko.org/
シンポジウム:
「ICT特にインターネットリソースの新しい活用法による外国語教育」
コーディネータ 鈴木千鶴子(長崎純心大学)
パネリスト
清永克己(飯塚日新館中学校)
「インターネットを利用した中学校英語授業の可能性」
板越浩一(福岡県みやこ町立豊津中学校)
「実践的コミュニケーション能力の基礎を養う学習指導の工夫?ICTの活用を通して?」
Joel Hensley (長崎県立大学)
"Using YouTube to develop presentation skills in an EFL setting"
上村俊彦 (長崎県立大学)
「インターネット上の英語コーパスとその研究・教育利用」
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☆支部研究会情報
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☆中部支部
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★小学校英語教育研究部会 第49回例会
日時: 2009年6月21日(日) 10:00?12:00
会場: 名古屋学院大学名古屋キャンパス白鳥学舎606会議室
共催: 小学校英語教育学会愛知支部
内容: 支部ウェブサイトをご覧下さい。 http://let.intl.chubu.ac.jp/
研究会代表者: 高橋 美由紀 (愛知教育大学)
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☆関西支部
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★ 早期英語教育研究部会 2009年度第2回研究会
日時: 2009年7月11日 (土) 13:30 ? 17:30
場所: 大阪市立大学文化交流センター大セミナー室 (駅前第2ビル6階)
( http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/BUNKO/ )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=78
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☆全国研究大会情報
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☆2009年度LET全国研究大会
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期間: 2009年8月4日 (火) ? 2009年8月6日 (木)
会場: 流通科学大学 (兵庫県神戸市西区)
詳しくは大会サイトをご覧ください。 ( http://www.let-kansai.org/2009 )
**大会発表要項用の原稿提出は 2009年5月10日 (日)23:59までとなっています。
今年度になってご所属等に変更のある発表者の方は、原稿を添付したメールの本文に
その旨ご記入ください。
**ワークショップの申込が開始されています。http://www.let-kansai.org/2009 を
ご確認の上、お申し込みください。なお、教室サイズの都合上人数制限がある講座があります。
その場合には先着順の受付とさせていただきますので、お早めの申込をお勧めします。**
<- 口頭発表・ポスターセッション・公募シンポジウムに関する今後のスケジュール予定 ->
2009年度までの会費納入 (発表条件です): 2009年5月29日 (金) まで
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☆支部ホームページ情報
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☆関東支部
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★関東支部便り 第43号 発刊 (2009年 4月)
http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd21/index.php?id=3
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★編集後記
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ETC割引を利用した高速道路1000円乗り放題による渋滞に巻き込まれた方も
多くおられるかと思います。ETC車載機の申し込み殺到により、購入待ちの
段階で助成金は打ち切られました。ETC割引の恩恵を受けてもいないのに
渋滞に巻き込まれるのはたまりませんが、連休中ずっと家にいるわけにもいかず、
渋滞覚悟で高速を走りました。今月より、支部の研究大会がはじまります。週末の
学会にETC割引を利用して参加される方もおられるのではないかと思いますが、
どうぞ無理のない安全運転でお出かけください。では、次号もよろしくお願いします。
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☆ご意見承りコーナーに、ぜひご投稿ください。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「メルマガご意見フォーム」
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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/
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→「ご案内」
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LETメルマガ委員
【関東支部】 下島 義容(拓殖大学) 若有 保彦(秋田大学)
【関西支部】 山本 勝巳(関西福祉大学) 佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】 高橋 美由紀(愛知教育大学) 伊藤 隆(名古屋学院大学)
【九州・沖縄支部】 竹野 茂(宮崎公立大学)
編集責任者
【本部メールマガジン】 島谷 浩(熊本大学)
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