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【LETメールマガジン 第96号】 (2013年01月08日)

カテゴリー: LET Blog Archives
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【LETメールマガジン 第96号】■□■□■□■□■□■□■2013年1月7日配信
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みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年も LET メルマガどうぞよろしくお願いします。

新年最初の支部企画は、九州・沖縄支部からの報告です。多くの大学が国際化
と情報化の潮流の中での舵取りを迫られています。九州・沖縄支部からの報告
は、そのヒントの1つになるのではないでしょうか。The Treasure Hunt Club
は、新しいVOAの紹介など、内容盛りだくさんです。是非一読頂き、リンクのい
くつかをクリックしてみてください。

新しい一年が、みなさまにとって実り多き豊かなものになりますように。

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■ 第96号のもくじ
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■ No. 61 支部企画 九州・沖縄支部
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秋季学術講演会報告:
「グローバル人材」をどう育てるか―福岡大学Global Action Programの試み
荒木瑞夫(宮崎県立看護大学)
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■ The Treasure Hunt Club No. 89
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January 2013 Treasure Hunt
New and Updated Sites for Kids and Young Adults
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies
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■ 支部研究部会情報
□ 関西支部
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■ お知らせ
□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
□ 春季研究大会研究発表募集(関西支部)
□ 支部研究大会発表者募集(九州・沖縄支部)
□ 支部研究プロジェクト募集(九州・沖縄支部)
□ JACET CONVENTION 2013
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LETメールマガジン 第96号】■□■□■□■□■□■□■2013年1月7日配信
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■ No. 61 支部企画 九州・沖縄支部
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秋季学術講演会報告:
「グローバル人材」をどう育てるか―福岡大学Global Action Programの試み
荒木瑞夫(宮崎県立看護大学)

どうしたら学生は育つのか―教師とは、日々の教育実践において、この問いの
周りをぐるぐる回っている人たちだと言えるだろう。今年のLET九州・沖縄支部
の秋季学術講演会(2012年12月1日に西南学院大学にて開催)では、小野博 福
岡大学・昭和大学客員教授をお迎えし、「グローバル化時代で益々重要性が増
した英語教育―モチベーションを高める方策でどこまで学習効果が上がるのか
―」と題して、小野先生が中心となり今年度より福岡大学が展開しているグロー
バル人材育成プログラム “Global Action Program (GAP)”についてお話を伺っ
た。上記の問いに対する「証拠に根ざし」、かつ組織的なアプローチについて
のお話は、他組織で教育プログラムを企画・運営する同様の立場の参加者にとっ
ても、個別の教室で毎日学生と向きあう教師にとっても、示唆に富んでいた。

講演の前半は、日本の英語教育全体に、大学・大学院の英語学習・英語教育を
位置づけるお話だった。小学校英語の是非、「ゆとり教育」の影響、韓国の英
語教育成功の要因などについて、データと成功例・失敗例を基に、「教育・学
習の方法と時間数」が鍵を握ると指摘された。そして、今日の大学生の入学時
の平均的な英語力は「英検3級」程度であり、その層を「グローバル人材」に仕
立てる必要に直面しているのだ、と「リメディアル教育」の必要性を端的に指
摘された。

ではどうすればよいのか? 成功例から3つのポイントが指摘できるとのこと。
それは、「学生がまじめに、コツコツやること」「外から見て分かるほど、教
員が教育に熱心であること」「『学生の身の丈に合った』教育を行うこと」で
あり、それら3つの共通点は「学生が納得して学習すること」にある。そのた
めには、教員と学生のコミュニケーションがきわめて重要なのだ、とのことだっ
た。

後半は、映像や画像を多く用いての福岡大学のGAPの取り組みの紹介がなされた。
文科省の平成24年度「グローバル人材育成推進事業」には惜しくも採択になら
なかったものの、「福岡からアジアにはばたいてほしい」という目的の重要性
から、当初の予定の半分の(それでも大規模な)予算が大学から付き、今年度
より開始しているとのこと。対象学生は在学中に2回留学することとなっており、
7週間の語学集中プログラム、コミュニケーション力育成プログラム、国際的な
活躍をする著名人の講話などを立て続けに受講していくというもので、「動機
づけ」の付与にも大きな力点が置かれている。2回留学するのは、「1回だけで
は、帰ってくるとやらなくなってしまう。もう1回機会を設けることで、動機の
維持につながる」とのご説明だった。さらにはeラーニングも必須であり、
TOEIC®用自学システムNewton e-Learning®とEnglish Central® を併用されてい
る。とりわけマルチメディアを駆使しコンテンツの豊富なEnglish Central®を
学生は新鮮に感じて楽しんでいるとのことだった。

今年度はトライアルも兼ねており、学生たちは「対面指導+eラーニング」組と
「eラーニングのみ」組と2群に分かれてプログラムを受講したとのこと。対面
組は7週間でTOEICの向上が平均85点(最大295点)もあり、中でも100点以下の伸
びの学生については、さらなる学習を求め、再テストに臨む。一方、メールに
よるメンターを行った「eラーニングのみ」組はTOEICの上昇も平均13点だった。
このように実証的なステップを踏んで、大きなプロジェクトを進めていらっしゃ
るのである。データも合わせて提示しつつ、教員と学生のコミュニケーション
が重要であることを、小野先生は幾度も強調された。その指摘は参加者の大半
を占めていた教師にとって励ましでもあると同時に、その必要とされる役割に
ついて考えるきっかけとなったと思われる。

プログラム全体を指揮する立場にありながらも、個々の授業やモジュールもご
自分の目で確かめ、学生の反応やニーズを終始注意深く見つめていらっしゃる
ことが伺えた。「いかにして学生を育てるか」についての一貫した展望と組織
的な取り組みによって、大学英語教育の新しい可能性を開く野心的な試みに、
新鮮な関心と期待を抱かせる講演の内容だった。ぜひ、多くの方に今後の福岡
大学の展開に注目して頂きたい。

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■ The Treasure Hunt Club No. 89
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January 2013 Treasure Hunt
New and Updated Sites for Kids and Young Adults
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies

Hello and Happy New Year! This month I wanted to focus on sites for
younger learners. Some of these are sites that have been around for a
while but that have recently been updated. If you haven't checked them
out lately, you might want to do so now.

First up is PBS Kids. PBS stands for Public Broadcasting Service, kind
of the NHK of the United States. They have a great kids site to
support their child programming, While it is not exactly a language
learning site, it has lots of games that allow kids to have
interactive listening fun in English. The interface is made so you
don't need to be able to read to navigate. http://pbskids.org/

The British Council's LearnEnglish Teens site now features tons of
videos and other learning activities for reading, vocabulary, and
grammar, all with multimedia content and nicely organized and tagged
for easy searching (CEFR levels included). The site also allows for
learner discussions or opinions.
http://learnenglishteens.britishcouncil.org/

Harry Potter fans now have a new place to hang out with Pottermore, an
interactive site that was launched last year. Explore, play games, and
read new content by J.K. Rowling. Registration is required and the
content only reflects the first volume of the series, but this could
be a great place for some good immersive fun.
http://www.pottermore.com/

The Voice of America (VOA) Learning English site has also been
recently redone. It is now more user-friendly, especially for less-
proficient learners and features much more than just news articles in
American English (http://learningenglish.voanews.com/). Of special
note is the new page of interactive lessons in everyday, business, and
academic English. These would be very nice for learners aiming to
prepare for the TOEIC. There are also interactive wordbooks.
http://learningenglish.voanews.com/section/activities/2384.html

The BBC's Learning English site is another good site for learning
English through news stories and other activities, especially for more
proficient young adults. The content is a little more difficult here
and the focus is on British English, but there are videos to watch,
games to play, and you can chat with other learners from around the
world. http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/

That's it for this month. Have a great January and a great 2013!

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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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■ 中学高校授業研究部会・京都教育大学英語の教え方研究会 主催
2012年度1月例会のご案内
日時: 2013年1月13日(日)13:30〜17:00
場所: 京都教育大学 CALL教室(1号館B棟4階)
(アクセスはhttp://www.kyokyo-u.ac.jp/から)
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=75

■ 第 7 次基礎理論研究部会 第6回研究例会
日時: 2013年1月14日(月・祝)例会:13:30-16:30
※プロジェクトメンバーの方は10:30までにご参集ください。
※時間厳守でお願い致します。
場所:龍谷大学 大阪梅田キャンパス 研修室(大きい方の、廊下沿いの部屋)
*場所が、いつもと異なります。ご注意下さいませ。
【所 在 地】 〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2
ヒルトンプラザウエストオフィスタワー 14階
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74

■ メソドロジー研究部会 第3回研究会
日時: 2013年2月23日(土) 13:00〜17:30
場所: 広島大学 外国語教育研究センター J101/J102教室
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/higashihiroshima/
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=119

■ 早期英語教育研究部会 第5回研究会
日時: 2013年2月23日(土)午後13:00〜17:00
場所: 大阪市立大学文化交流センター大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階)
(http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-umeda.html)
内容:早期英語教育に関する概論書を読み、アクティビティ集からトピックと
手法を選んで模擬授業をする「理論と実践」の二本立ての研究会を開催してい
きます。
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78

■ 英語発音教育研究部会 第52回研究会
日時: 2013年3月16日(土) 13:00〜17:00
場所: 関西国際大学(尼崎キャンパス)http://www.kuins.ac.jp/
内容:発音指導および音読指導のワークショップ
その他:参加される方は、できるだけ事前申込みをお願いします。
arimoto"at"kuins.ac.jp(有本)宛
*"at"部分を@に変更して送信ください。
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77

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■ お知らせ
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□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
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期日:平成25年(2013年)8月7日(水)〜9日(金)
場所:文京学院大学 本郷キャンパス http://www.u-bunkyo.ac.jp/

★今回から発表区分種類にコースウェア・ショーケース(Courseware
Showcase)が加わりました。これは教材開発、ソフト、アプリケーション、シ
ステム開発を実演しながら、発表します。発表者は必要な機器等を持ち込むこ
とができ、ブースや机を囲んで懇談的に聴衆と意見交換することができる発表
形態です。該当する方は是非発表応募ご検討ださい。

発表申し込み期間:2013年2月7日(木)〜2月28日(木)

!その他最新情報は大会ウェブサイトを御覧ください。
http://conf2013.j-let.org/

LET53大会実行委員長 神田明延(LET関東支部、首都大学東京)

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□ 春季研究大会研究発表募集(関西支部)
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LET関西支部では、以下の日程で春季研究大会を開催いたします。
2013年5月11日(土)
同志社女子大学(今出川キャンパス)

つきましては、当大会に向け、研究発表・実践報告の募集を行います。
締め切りは2013年3月8日(金)となっております。みなさま、ふるってご応募
ください。
http://iurl.no/BxC

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□ 支部研究大会発表者募集(九州・沖縄支部)
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第43回九州・沖縄支部研究大会の日程等が次のように決定いたしました。1月2
1日より口頭発表者を募集いたします。ふるってご応募ください。

期日:2013年6月8日(土)
会場:西南学院大学言語教育センター
大会テーマ:コーパスを活かした英語教育
講演:石川慎一郎先生(神戸大学)

発表申し込み:2013年1月21日〜2013年4月3日
研究発表申込は、支部ホームページからお願いします。
http://www.j-let-ko.org/htdocs/

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□ 支部研究プロジェクト募集(九州・沖縄支部)
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2013年度の支部研究プロジェクト(期間:2013年4月〜2015年3月)を募集いた
します。申し込み締切は、2013年2月末日です。

支部ホームページ(http://www.j-let-ko.org/htdocs/page_id=49)より、「支
部研究プロジェクト申請書」をダウンロードしてお申込みください。

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□ JACET CONVENTION 2013
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― The 52nd International Convention ―
Date:August 30 (Fri.) ― September 1 (Sun.), 2013
2013年8月30日(金) ― 9月1日(日)
Venue:Kyoto University, Yoshida Campus
(Yoshida Nihonmatsu-cho, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8501, JAPAN)
京都大学 吉田キャンパス
(〒606-8501 京都府京都市左京区吉田二本松町)
Theme:Collaboration and Relativization in English Language Education
「英語教育の連携と相対化」

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■ 研究員・研究者・教員公募
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公募情報を以下のサイトにまとめました。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=9&blogid=1

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■編集後記
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問題です。LET をなんと読むでしょうか?
1.エル イー ティー
2.レット
正解は来月号で。
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□メルマガ・バックナンバーは、LETメールマガジン・アー
カイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
─────────────────────────
☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いい
たします。
http://www.j-let.org/→「LETメールマガジン」
→「ご案内」
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LETメルマガ委員
【関東支部】
若有 保彦(秋田大学)
【中部支部】
小栗成子(中部大学)
犬塚 章夫(愛知県刈谷市立小垣江小学校)
【関西支部】
深田將揮(畿央大学)
佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【九州・沖縄支部】
田口 純(筑紫女学園大学)
古村 由美子(九州大学)
【本部メールマガジン・編集責任者】
住 政二郎 (流通科学大学)

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