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No. 3 野沢 智子(関東支部) (2005年03月10日)

カテゴリー: General
リレートーク3番手の野沢智子です。東京近辺のいくつかの大学で非常勤として
英語を教え始めて10年、LET会員になってから四半世紀になります。大学卒業後、
母校のLLでお仕事をいただき、先生方のお手伝いをする一方で、テープライブ
ラリーを利用して自己学習する学生さんをお手伝いしたことが、今の授業目標の
原点となっています。

私の授業目標とは、学習者の身の回りにあるメディアを利用した自己学習を促進
することです。そして、授業は、参加者が自己学習の成果をクラスメートとシェ
アすることを中心としています。結果、自己学習と参加者同士の相互作用にたよ
る授業で、教えるというより「学びの場を演出」しているというところでしょう
か。

そもそも私がこういう発想になったきっかけは、中学1年の頃、母が買ってくれ
た「英会話テープ」、いえ、それについてきたカセットテープレコーダとの出会
いです。カセットテープ1本が1000円の時代に、テレビやラジオの英語教育番組
を録音しては、スキットだけを編集したり、日本国憲法の前文を録音したり、台
風の時には実況ごっこをしたりとすっかり遊具として学習道具として楽しみまし
た。

こうして、「自分で学習することの楽しさ」を学んだ私は、大人になってからも
二ヶ国語テレビ、ビデオデッキ、コンピュータと時代の流れに乗りながら、自己
学習に投資を続けました。仕上げは一人分の留学費用で二人分の留学を実現した
アメリカ子連れ留学です。(^。^)その後、教室で教える側に立場を変えた私です
が、自分の原点に思いを馳せながら、学生の主体性に期待する授業を心がけてい
ます。”Children Learn What They Live”の詩ではありませんが、期待される
と応えたくなりますよね。

では次の方をご紹介します。関西支部のThomas Robb先生です。10年ほどまえか
ら、日本だけでなく世界中の学生をとりこむさまざまなStudent Listsを運営し
ていらっしゃる様子をオンラインで見せていただいておりました。去年春の
TESOLの大会で、ワークショップを互いに隣室で行って、オフラインでの顔合わ
せをして以来、お付き合いさせていただいております。

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