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【LET blog 第229号】 (2024年02月10日)
カテゴリー: LET Blog Archives
投稿者: つらい編集長つらい
【LET blog 第229号】
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みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月号の支部企画は、関東支部からの「疲弊する学校教育を救う『教員の自律』」です。
それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。
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■ 第229号のもくじ
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■ 支部企画:関東支部「疲弊する学校教育を救う『教員の自律』」
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■ 支部研究部会情報
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□ 関東支部
■ ラーニング・デザイン研究部会主催 第5回 Google for Educationワークショップ
■ 言語教育エキスポ 2024「LET関東枠・小学校英語教育研究部会企画」
□ 関西支部
■ 第12次 基礎理論研究部会第11回研究例会
■ 中高授業研究部会 3月例会
■ メソドロジー研究部会 2023年度第3回研究会
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第229号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1825#more
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【LET blog 第229号】
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■ 支部企画
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□ 関東支部:疲弊する学校教育を救う「教員の自律」
(入江潤、一般社団法人サステイナブル教育開発機構educore代表理事、小学校英語教育研究部会代表)
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急増する小中学校での不登校児童生徒数。恐らく、現時点ではその数も30万人を超えていることでしょう。そしてこの数はまだまだ増えることと思われます。また、この状況を生み出す原因の一つでもある教員の多忙さは「働き方改革」開始から数年経つ今でも改善が感じられず、教員は生徒指導や校務、学校行事、地域行事に追われる毎日。特に中学校では「部活の外部委託」もまだまだで、教員のクラブ担当は平日だけでなく、宿泊を伴う週末の遠征にまで及びます。そして結局、その忙しさのあおりは「授業」と「子どもとの対話」に。先生方も本当なら「授業」や「教科教育」についてももっともっとワクワクしながら研鑽し合いたいところ、また、子どもたちともたくさん対話しながらクラスづくりや学校づくりをしたいところでしょう。しかしながら、実際は「それどころではない」が現状です。これでは、教員志望者は減る一方でしょうし、「授業が面白くない・分からない」「(制限ばかりで自己決定できない)学校生活がつまらない」では児童生徒も学校に行く意味を失うばかりです。悪循環で疲弊する学校現場。いったいどうすれば楽しい場所に創り変えることができるのでしょうか…、苦悩する毎日が続いています。
そのような中、私が思う解決策は3つです。一つは、学校教育の役割を整理し、社会や家庭が教育や子ども支援の一端をしっかりと担うようにすること。二つ目は、管理職のリーダーシップによって学校をデザインし直すこと。三つ目に教員一人ひとりが「自律」することです。中でも、三つ目の「教員の自律」については、どんな時でも生き生きと楽しく教育活動を創造していらっしゃる先生と出会う度にその重要さを痛感しています。以下、そのような魅力的な先生方に共通する6つのことを「自律的指導者とは ©educore」として整理しました。学校現場が一日でも早く明るいものになるよう、教員養成や教員研修の場でも伝えていきたいと思っています。
1) 教育/指導の目的を理解している。
2) 教育/指導の内容を理解している。
3) 自分に合った教え方を選び実行できる。自分に合わない教え方をやめる方法を知っている。
4) (指導にあたって)同僚や保護者、社会と共同できる。
5) 「依存」のしかたを知っている。
6) 自分自身を評価するポイントを持ち、自分の指導力を客観的に判断することができる。
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■ 支部研究部会情報
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□ 関東支部
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■ ラーニング・デザイン研究部会主催 第5回 Google for Educationワークショップ
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Google for Educationワークショップも今回で5回目となりました。今回は授業実践に加え、アプリ開発や生成AIとの連携、そして近年注目されているデジタルシチズンシップ教育についても報告が行われます。またこれまで同様、Google Workspaceの最新機能を知り、実際に利用してみるハンズオンも実施します。全国の参加者とICT利用学習の知見を共有できる絶好の機会となります。奮ってご参加ください。
日 時:2024年2月23日(金・祝日)
時 間:10時~16時(午前・午後の2部制)
実施形態:オンライン(Google Meetを利用。Googleアカウントがなくても利用可)
定 員:250名(LET会員、非会員を問いません)
参加費用:無料
概要は関東支部HP(https://www.j-let.org/kanto/)からご覧いただけます。
参加申込フォーム(開催前日にGoogle Meetへのリンクを送付します)
https://forms.gle/86yUK4dCu8HzqkK97
問い合わせ
ラーニングデザイン部会の佐藤(tsatoATcc.tuat.ac.jp)までお願いします(ATを@に換えてください)。
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■ 言語教育エキスポ 2024「LET関東枠・小学校英語教育研究部会企画」
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JACET 教育問題研究会が主催する「言語教育エキスポ 2024」においてLET関東支部枠として小学校英語教育研究部会のオンラインシンポジウムを開催いたします。参加ご希望の方は、「言語教育エキスポ 2024」全体への参加登録(無料)が必要ですので、下記のFormsよりお申込みください。言語教育エキスポ 2024のプログラム、参加するためのZoom情報等の詳細は、ご登録のメールアドレス宛に追ってご連絡いたします。
テーマ:「学校で何年間も英語を学んでいるのに英語が使えるようにならない」のはなぜか?
日 時:2024年3月10日(日)9:00~10:30
方 法:Zoomによるオンライン
参加申込:https://forms.gle/bYtPMm5utduZmyh29
内 容:近年、「小学校英語教科化」「英語の授業は英語で」「Small Talk導入」「一人一台端末導入」「デジタル教材活用」など様々な策が英語教育に導入され続けている。だが、「学校で何年間も学んでも英語が使えるようにならない」という声は未だ無くならない。「生成AIの活用」が叫ばれる今、本シンポジウムでは、言語習得や評価、学びのユニバーサルデザインや特別支援などの様々な視点からテーマに迫り、英語教育の本質的な改善策を考える。
発表者:[パネリスト]草間浩一(武蔵高等学校中学校)、根岸雅史(東京外国語大学)、バトラー後藤裕子(ペンシルバニア大学)[モデレーター]入江潤(元 明星学園小学校、一社 サステイナブル教育開発機構educore)
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□ 関西支部
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■ 第12次 基礎理論研究部会第11回研究例会
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■ 2月公開講演会 – SLA研究×認知心理学:語彙・文法学習における練習(Practice)研究の最前線
(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2023/11/february-24-2024-in-person-event.html)
日 時:2024年2月24日(土)午後2時~午後4:40(午後1:30開場)
*時間厳守でお願い致します。
招待講演者1:鈴木 祐一 先生 (神奈川大学)
招待講演者2:中田 達也 先生(立教大学)
<<概要>>
近年、認知心理学の理論や知見を援用した第二言語習得(SLA)研究が注目を集めている。
第1部では、外国語教育における練習(Practice)の役割がどのように変わってきているかを第二言語習得研究と認知心理学の観点から概観する。具体的には、外国語教育の効果を高める上で重要な練習の5原則(deliberate, systematic, transfer-appropriate, feedback, desirable difficulty) と実証研究の成果を紹介する。
第2部では、第二言語語彙練習の効果に影響を与える諸要因について論じる。具体的には、テスト(想起練習)、peer testing、和訳テスト・英訳テスト、音声を伴うテスト、多肢選択式テスト、フィードバック、累積テスト、random selection test、分散学習などについて考察する。
プログラム:
14:10- 講演 第1部(鈴木先生) Practice研究の新しい動向:効果的な文法練習とは?
15:10- 休憩
15:20- 講演 第2部(中田先生) 第二言語語彙学習における効果的なPractice:どのような練習をいつ行うべきか?
16:20- 質疑応答
◇参加費:無料
◇講演会:事前参加登録不要(定員約90名)
◇懇親会:下記アドレスからお申し込みください
https://forms.gle/aVZYdPd7AH7FbFEf6(事前受付締切:2/3土)
会 場:関西学院大学 大阪梅田キャンパス
〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階 1405教室
■ 3月例会(第12次 基礎理論研究部会第12回研究例会)(【哲学対話×英語教育】:P4ELT Day)
(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.jp)
日 時:2024年3月23日(土)例会:1:30PM~4:30PM
*時間厳守でお願い致します。
内 容:
1. Presentation: P4ELT – its Theoretical Background
by Yu Kanazawa 金澤佑 (Osaka University)
2. Presentation: CLIL and Philosophical Dialogue
by Tatsuma Shirai 白井龍馬先生 (National Institute of Technology, Kurume College)
3. Symposium: P4ELT in Practice
by Shogo Shimizu 清水将吾先生 (Sophia University),
Takuya Morita 森田琢也先生 (Ikeda Senior High School, Osaka Kyoiku University),
and the chair, Koki Matsushima 松島恒熙先生 (Shinshu University)
会 場:Zoom利用によるオンライン開催の予定です。
下記「参加希望フォーム」にご回答いただいた方に、メールでアクセス方法をお送りいたします。
参加希望フォーム: https://forms.gle/9rtX6DBGB4tCQfRg7
フォームへのご回答は例会開催の前日の5:00PMまでにお願いできますと幸いです。
ご回答いただきました情報に基づいて、Zoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
また、もし上記の締め切りを過ぎてご回答いただいた場合でも、追ってZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきますが、すぐに対応ができない場合もございますのでご了承ください。
発表内容詳細などについては次のウェブページをご参照ください。
https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2023/11/march-23-2024-symposium-p4elt-day.html
問合せ: 執行部(金澤 佑・ラフラー ルイ・大竹 翔子)let.fmt.sig [at] gmail.com
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■ 中高授業研究部会 3月例会
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京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第13回例会
日 時:3月10日(日)15:00~16:30 *Zoomによるオンライン開催
内 容:
「今春より教壇に立つ中高新採教員の不安・疑問に回答し、応援するセミナー」
コーディネーター 西本有逸(京都教育大)
参加費:無料(要予約)
申込み締切:3月9日
申込み・問合せ:京都教育大学・西本有逸
yuitsu@kyokyo-u.ac.jp
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■ 早期英語教育研究部会 2023年度 淡路合宿
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日 時: 2024年3月29,30日(金、土)13:00(29)~12:00(30)
場 所:
1) グランドニッコー淡路 GRAND NIKKO AWAJI
〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台2番地 TEL : 0799-74-1111
https://awaji.grandnikko.com/
・・・・ホテルでの宿泊は不可能な場合がございます。メール(eeesiglet@gmail.com)にてお問合せください。
2) ZOOMでご参加の先生方は、前日までにメールアドレス(eeesiglet@gmail.com)に連絡をお願いいたします。
ZoomのURLを送付いたします。
★内 容:早期英語教育に関する概論書の輪読および発表
1.文献輪読
Early Language Learning and Teacher Education: International Research and Practice (Early Language Learning in School Contexts, 3)
Subhan Zein, Sue Garton (eds)(2019)
https://amzn.asia/d/8FP7DUX
□ 14章. Early Language Learning Teacher Education: Present and Future (Sue Garton)
担当:未定
2. ミニ講義 「役立つ脳教室」
担当:井狩幸男先生 (大阪公立大学)
【2024年度今後の研究会日程】
詳細日程は未定
第1回:5月
第2回:7月
第3回:10月
第4回:12月
第5回:1月
淡路島合宿(予定)3月
【過去の輪読文献】
1. 子供は言語 をどう獲得するのか
2. The primary English teacher's guide;
3. Language and literacy in the early years;
4. Language development and education;
5. Teaching languages to young learners;
6. Beginning literacy with language: Young children learning at home and school;
7. Teaching English as a foreign language in primary school;
8. Second language acquisition and the younger learner: Child's play?;
9. Teaching foreign languages in the primary school;
10. Primary English teaching: An introduction to language, literacy and learning;
11. The Learning Brain: Lessons for Education;
12. Children Learning Second Languages;
13. Teaching English to Young Learners: Critical Issues in Language Teaching with 3-12 Year Old
14. Teaching Young Language Learners
15. Learning Foreign Languages in Primary School: Research Insights
16. Ethical and Methodological Issues in Researching Young Language Learners in School Contexts (Early Language Learning in School Contexts)
★ 参加費無料
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■ メソドロジー研究部会
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メソドロジー研究部会2023年度第3回研究会を2024年3月2日(土)、3日(日)に札幌(北海学園大学)で開催予定です。ハイブリッドでの開催になりますので、Zoomでのご参加・発表も可能です。詳細は決まり次第、部会ホームページで公開します。https://mizumot.com/methodology/
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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6
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■ 編集後記
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しばらく長いメールを書くお仕事から遠ざかっていたものの、この頃、長いメールを書かねばならぬ事案が増えてきており、これが続くと、なんとかチョーにさせられる恐れが...。
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□ LET blog(旧メルマガ)のバックナンバーは、LET blog・アーカイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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☆更新案内のお知らせ停止・アドレス変更は、以下 URL にてお願いいたします。
http://www.j-let.org/→「LET メールマガジン」
→「ご案内」
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LET blog 委員会
【関東支部】
若有 保彦(秋田大学)
森谷 祥子(フリーランス)
【中部支部】
伊藤 佳貴(大同大学大同高等学校)
吉川 りさ(名古屋工業大学)
【関西支部】
神谷 健一(大阪工業大学)
今尾 康裕(大阪大学)
【九州・沖縄支部】
麻生 雄治(大分大学)
竹安 大 (福岡大学)
【LET blog 編集責任者】
阪上 辰也 (広島修道大学)
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みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月号の支部企画は、関東支部からの「疲弊する学校教育を救う『教員の自律』」です。
それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。
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■ 第229号のもくじ
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■ 支部企画:関東支部「疲弊する学校教育を救う『教員の自律』」
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■ 支部研究部会情報
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□ 関東支部
■ ラーニング・デザイン研究部会主催 第5回 Google for Educationワークショップ
■ 言語教育エキスポ 2024「LET関東枠・小学校英語教育研究部会企画」
□ 関西支部
■ 第12次 基礎理論研究部会第11回研究例会
■ 中高授業研究部会 3月例会
■ メソドロジー研究部会 2023年度第3回研究会
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第229号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1825#more
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【LET blog 第229号】
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■ 支部企画
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□ 関東支部:疲弊する学校教育を救う「教員の自律」
(入江潤、一般社団法人サステイナブル教育開発機構educore代表理事、小学校英語教育研究部会代表)
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急増する小中学校での不登校児童生徒数。恐らく、現時点ではその数も30万人を超えていることでしょう。そしてこの数はまだまだ増えることと思われます。また、この状況を生み出す原因の一つでもある教員の多忙さは「働き方改革」開始から数年経つ今でも改善が感じられず、教員は生徒指導や校務、学校行事、地域行事に追われる毎日。特に中学校では「部活の外部委託」もまだまだで、教員のクラブ担当は平日だけでなく、宿泊を伴う週末の遠征にまで及びます。そして結局、その忙しさのあおりは「授業」と「子どもとの対話」に。先生方も本当なら「授業」や「教科教育」についてももっともっとワクワクしながら研鑽し合いたいところ、また、子どもたちともたくさん対話しながらクラスづくりや学校づくりをしたいところでしょう。しかしながら、実際は「それどころではない」が現状です。これでは、教員志望者は減る一方でしょうし、「授業が面白くない・分からない」「(制限ばかりで自己決定できない)学校生活がつまらない」では児童生徒も学校に行く意味を失うばかりです。悪循環で疲弊する学校現場。いったいどうすれば楽しい場所に創り変えることができるのでしょうか…、苦悩する毎日が続いています。
そのような中、私が思う解決策は3つです。一つは、学校教育の役割を整理し、社会や家庭が教育や子ども支援の一端をしっかりと担うようにすること。二つ目は、管理職のリーダーシップによって学校をデザインし直すこと。三つ目に教員一人ひとりが「自律」することです。中でも、三つ目の「教員の自律」については、どんな時でも生き生きと楽しく教育活動を創造していらっしゃる先生と出会う度にその重要さを痛感しています。以下、そのような魅力的な先生方に共通する6つのことを「自律的指導者とは ©educore」として整理しました。学校現場が一日でも早く明るいものになるよう、教員養成や教員研修の場でも伝えていきたいと思っています。
1) 教育/指導の目的を理解している。
2) 教育/指導の内容を理解している。
3) 自分に合った教え方を選び実行できる。自分に合わない教え方をやめる方法を知っている。
4) (指導にあたって)同僚や保護者、社会と共同できる。
5) 「依存」のしかたを知っている。
6) 自分自身を評価するポイントを持ち、自分の指導力を客観的に判断することができる。
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■ 支部研究部会情報
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□ 関東支部
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■ ラーニング・デザイン研究部会主催 第5回 Google for Educationワークショップ
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Google for Educationワークショップも今回で5回目となりました。今回は授業実践に加え、アプリ開発や生成AIとの連携、そして近年注目されているデジタルシチズンシップ教育についても報告が行われます。またこれまで同様、Google Workspaceの最新機能を知り、実際に利用してみるハンズオンも実施します。全国の参加者とICT利用学習の知見を共有できる絶好の機会となります。奮ってご参加ください。
日 時:2024年2月23日(金・祝日)
時 間:10時~16時(午前・午後の2部制)
実施形態:オンライン(Google Meetを利用。Googleアカウントがなくても利用可)
定 員:250名(LET会員、非会員を問いません)
参加費用:無料
概要は関東支部HP(https://www.j-let.org/kanto/)からご覧いただけます。
参加申込フォーム(開催前日にGoogle Meetへのリンクを送付します)
https://forms.gle/86yUK4dCu8HzqkK97
問い合わせ
ラーニングデザイン部会の佐藤(tsatoATcc.tuat.ac.jp)までお願いします(ATを@に換えてください)。
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■ 言語教育エキスポ 2024「LET関東枠・小学校英語教育研究部会企画」
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JACET 教育問題研究会が主催する「言語教育エキスポ 2024」においてLET関東支部枠として小学校英語教育研究部会のオンラインシンポジウムを開催いたします。参加ご希望の方は、「言語教育エキスポ 2024」全体への参加登録(無料)が必要ですので、下記のFormsよりお申込みください。言語教育エキスポ 2024のプログラム、参加するためのZoom情報等の詳細は、ご登録のメールアドレス宛に追ってご連絡いたします。
テーマ:「学校で何年間も英語を学んでいるのに英語が使えるようにならない」のはなぜか?
日 時:2024年3月10日(日)9:00~10:30
方 法:Zoomによるオンライン
参加申込:https://forms.gle/bYtPMm5utduZmyh29
内 容:近年、「小学校英語教科化」「英語の授業は英語で」「Small Talk導入」「一人一台端末導入」「デジタル教材活用」など様々な策が英語教育に導入され続けている。だが、「学校で何年間も学んでも英語が使えるようにならない」という声は未だ無くならない。「生成AIの活用」が叫ばれる今、本シンポジウムでは、言語習得や評価、学びのユニバーサルデザインや特別支援などの様々な視点からテーマに迫り、英語教育の本質的な改善策を考える。
発表者:[パネリスト]草間浩一(武蔵高等学校中学校)、根岸雅史(東京外国語大学)、バトラー後藤裕子(ペンシルバニア大学)[モデレーター]入江潤(元 明星学園小学校、一社 サステイナブル教育開発機構educore)
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□ 関西支部
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■ 第12次 基礎理論研究部会第11回研究例会
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■ 2月公開講演会 – SLA研究×認知心理学:語彙・文法学習における練習(Practice)研究の最前線
(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2023/11/february-24-2024-in-person-event.html)
日 時:2024年2月24日(土)午後2時~午後4:40(午後1:30開場)
*時間厳守でお願い致します。
招待講演者1:鈴木 祐一 先生 (神奈川大学)
招待講演者2:中田 達也 先生(立教大学)
<<概要>>
近年、認知心理学の理論や知見を援用した第二言語習得(SLA)研究が注目を集めている。
第1部では、外国語教育における練習(Practice)の役割がどのように変わってきているかを第二言語習得研究と認知心理学の観点から概観する。具体的には、外国語教育の効果を高める上で重要な練習の5原則(deliberate, systematic, transfer-appropriate, feedback, desirable difficulty) と実証研究の成果を紹介する。
第2部では、第二言語語彙練習の効果に影響を与える諸要因について論じる。具体的には、テスト(想起練習)、peer testing、和訳テスト・英訳テスト、音声を伴うテスト、多肢選択式テスト、フィードバック、累積テスト、random selection test、分散学習などについて考察する。
プログラム:
14:10- 講演 第1部(鈴木先生) Practice研究の新しい動向:効果的な文法練習とは?
15:10- 休憩
15:20- 講演 第2部(中田先生) 第二言語語彙学習における効果的なPractice:どのような練習をいつ行うべきか?
16:20- 質疑応答
◇参加費:無料
◇講演会:事前参加登録不要(定員約90名)
◇懇親会:下記アドレスからお申し込みください
https://forms.gle/aVZYdPd7AH7FbFEf6(事前受付締切:2/3土)
会 場:関西学院大学 大阪梅田キャンパス
〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階 1405教室
■ 3月例会(第12次 基礎理論研究部会第12回研究例会)(【哲学対話×英語教育】:P4ELT Day)
(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.jp)
日 時:2024年3月23日(土)例会:1:30PM~4:30PM
*時間厳守でお願い致します。
内 容:
1. Presentation: P4ELT – its Theoretical Background
by Yu Kanazawa 金澤佑 (Osaka University)
2. Presentation: CLIL and Philosophical Dialogue
by Tatsuma Shirai 白井龍馬先生 (National Institute of Technology, Kurume College)
3. Symposium: P4ELT in Practice
by Shogo Shimizu 清水将吾先生 (Sophia University),
Takuya Morita 森田琢也先生 (Ikeda Senior High School, Osaka Kyoiku University),
and the chair, Koki Matsushima 松島恒熙先生 (Shinshu University)
会 場:Zoom利用によるオンライン開催の予定です。
下記「参加希望フォーム」にご回答いただいた方に、メールでアクセス方法をお送りいたします。
参加希望フォーム: https://forms.gle/9rtX6DBGB4tCQfRg7
フォームへのご回答は例会開催の前日の5:00PMまでにお願いできますと幸いです。
ご回答いただきました情報に基づいて、Zoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
また、もし上記の締め切りを過ぎてご回答いただいた場合でも、追ってZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきますが、すぐに対応ができない場合もございますのでご了承ください。
発表内容詳細などについては次のウェブページをご参照ください。
https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2023/11/march-23-2024-symposium-p4elt-day.html
問合せ: 執行部(金澤 佑・ラフラー ルイ・大竹 翔子)let.fmt.sig [at] gmail.com
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■ 中高授業研究部会 3月例会
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京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第13回例会
日 時:3月10日(日)15:00~16:30 *Zoomによるオンライン開催
内 容:
「今春より教壇に立つ中高新採教員の不安・疑問に回答し、応援するセミナー」
コーディネーター 西本有逸(京都教育大)
参加費:無料(要予約)
申込み締切:3月9日
申込み・問合せ:京都教育大学・西本有逸
yuitsu@kyokyo-u.ac.jp
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■ 早期英語教育研究部会 2023年度 淡路合宿
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日 時: 2024年3月29,30日(金、土)13:00(29)~12:00(30)
場 所:
1) グランドニッコー淡路 GRAND NIKKO AWAJI
〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台2番地 TEL : 0799-74-1111
https://awaji.grandnikko.com/
・・・・ホテルでの宿泊は不可能な場合がございます。メール(eeesiglet@gmail.com)にてお問合せください。
2) ZOOMでご参加の先生方は、前日までにメールアドレス(eeesiglet@gmail.com)に連絡をお願いいたします。
ZoomのURLを送付いたします。
★内 容:早期英語教育に関する概論書の輪読および発表
1.文献輪読
Early Language Learning and Teacher Education: International Research and Practice (Early Language Learning in School Contexts, 3)
Subhan Zein, Sue Garton (eds)(2019)
□ 14章. Early Language Learning Teacher Education: Present and Future (Sue Garton)
担当:未定
2. ミニ講義 「役立つ脳教室」
担当:井狩幸男先生 (大阪公立大学)
【2024年度今後の研究会日程】
詳細日程は未定
第1回:5月
第2回:7月
第3回:10月
第4回:12月
第5回:1月
淡路島合宿(予定)3月
【過去の輪読文献】
1. 子供は言語 をどう獲得するのか
2. The primary English teacher's guide;
3. Language and literacy in the early years;
4. Language development and education;
5. Teaching languages to young learners;
6. Beginning literacy with language: Young children learning at home and school;
7. Teaching English as a foreign language in primary school;
8. Second language acquisition and the younger learner: Child's play?;
9. Teaching foreign languages in the primary school;
10. Primary English teaching: An introduction to language, literacy and learning;
11. The Learning Brain: Lessons for Education;
12. Children Learning Second Languages;
13. Teaching English to Young Learners: Critical Issues in Language Teaching with 3-12 Year Old
14. Teaching Young Language Learners
15. Learning Foreign Languages in Primary School: Research Insights
16. Ethical and Methodological Issues in Researching Young Language Learners in School Contexts (Early Language Learning in School Contexts)
★ 参加費無料
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■ メソドロジー研究部会
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メソドロジー研究部会2023年度第3回研究会を2024年3月2日(土)、3日(日)に札幌(北海学園大学)で開催予定です。ハイブリッドでの開催になりますので、Zoomでのご参加・発表も可能です。詳細は決まり次第、部会ホームページで公開します。https://mizumot.com/methodology/
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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6
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■ 編集後記
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しばらく長いメールを書くお仕事から遠ざかっていたものの、この頃、長いメールを書かねばならぬ事案が増えてきており、これが続くと、なんとかチョーにさせられる恐れが...。
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