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LETメールマガジン No. 44 (2008年09月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
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2年連続の首相の電撃辞任で、突然の政治ショーがはじまった感があるこの
頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。メルマガ9月号は、久しぶりに
復活した支部企画、連載再開のThe Treasure Hunt Club、そしてWorldCALL
2008大会委員長のMike Levy先生のメッセージを中心にお届けします。
お楽しみ下さい。
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■第44号のもくじ■

★支部企画コーナー No. 11 関東支部

★The Treasure Hunt Club No. 38

★World CALL メッセージ

★お知らせ
☆本部情報
・機関誌投稿申込について

☆支部研究大会・研究会情報
・関東支部
・関西支部
・中部支部

☆第9回インターネット活用教育実践コンクールのご案内

★編集後記

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★支部企画コーナー No. 11  関東支部
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WorldCALL 2008 あれこれ

滝本晴男 (大妻女子大学)
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今日も、いつものように、朝、出勤後、勤務校でメールを開きましたが、その数
の少なさにほっとしたり、少しばかり寂しかったり...。WorldCALL2008大会
前の一年間は、関東支部16名の実行委員用メーリングリストに飛び交うメール
の数は尋常ではなく、spam mailを除いても毎日優に40通を越えていて、その
メールの処理が一日の仕事の始まりという日が続いていましたので...。

2004年全国研究大会時のPeter Liddell IALLT会長(当時)と大八木前LET会長
の対談に端を発したWolrdCALL2008大会ですが、翌年の理事会で、「支部長連絡
会を中心に全支部の協力体制を整えると同時に、各支部から次世代を担う役員を
発掘する」ことを目的に、正式に誘致を決定しました。以来、先ず、関係者で、
具体的な準備活動の手順を整えることになりますが、何はともあれ、どなたが実
行委員を引き受けてくれるのか。開催のための資金をどのように調達するのか。
4支部でどのような業務分担にするのか。どの程度の規模の大会にするのかな
ど、決めなくてはならない問題が山積みで、海外事務局を担当された岩崎先生、
国内事務局担当の黄金井先生を中心に、日常的には電子メールを駆使しつつ、し
かし、討議が必要な時にはface-to-faceでという方針で一つ一つをかたちある
ものにしながら準備が進められました。結果、関東支部内の小規模な会合から、
現地大会会場を担当する九州・沖縄支部と関東支部との打合せ、また、4支部選
出の委員による準備委員会を含めると、実に60回を越える討議が行われ、ま
た、LET各支部が必要な業務を具体的に目に見えるかたちで分担し、初めて4支
部が協力して準備、開催する世界規模の大会というかたちが出来上がっていった
わけです。

誘致決定当初は、Bank of Americaや国連からの資金提供の可能性もと言う話も
ありましたが、結果的にはそれもかなわず、すべて国内で賄わなくてならず、予
算担当としては大会開催のための資金調達が最大の不安材料でした。長く学会本
部事務局を担当していた経緯もあるので、先ずは、いつもながらお世話になって
いる学会賛助会員の皆さんに集まっていただき協賛の説明会を開催したり、実行
委員で手分けをして関係の助成金を調べたり、寄付をいただけそうな団体、財団
などとの交渉をお願いしたり、学会会員の皆さんにも寄付のお願いをしたりと、
動き始めてはみたものの、当初はどれも反応は期待していたほどではありません
でした。資金面での不安はその後も続き、漸く目処が立ったと実感できたのは、
大会開始1ヶ月前くらいでしょうか。お陰様で、最終的には展示、広告などの協
賛延べ30社、寄付・助成8団体、個人寄付41件と、多くの方々からご協力をいた
だくことができました。ありがとうございました。

正味3年半の準備期間に最初から関わり、実感したことの一つがIT技術への過信
は禁物であるということです。確かに電子メールは時や場所を選ばず点としての
情報交換には便利ですが、今回のように討議を重ね、結論を導き出していくとい
う活動には不向きなメディアです。人がその場の空気を共有しつつ顔をつきあわ
せて行う討議がどれほど必要であるかということをあらためて実感しました。ま
た、大会への参加、発表申し込みをweb上で受け付けましたが、これについて
も、web上で提供する情報の精査、主催者側が必要とする情報内容の吟味などを
行った上で、面倒なことですが、不具合などの緊急事態への対応システムを別の
メディアで常に用意しておく必要があるということです。また、もう一つの大き
な収穫は、大会開催の目的にもあるように、学会の次世代を担う有能で意欲にあ
ふれた若手が準備段階から積極的に関わり、大会当日も講演や研究発表への参加
を口にせず、黙々と受付や会場整備業務に精を出してくれたことです。共に業務
をこなす中で、私たち世代が今まで多くの先輩から引き継いだ学会業務に関する
know-howの一部を彼らに伝えることができたことが確信でき、大変心強く感じ
ました。

さて、大会は600名を越える実参加者があり、すばらしい成果とともに幕を閉じ
て約1ヶ月、8 月3 日に福岡に入り、約1週間の滞在となりましたが、美味しくて
毎晩のように食べたあるお店の博多もつ鍋の味を思い出しつつ、本来の仕事へ立
ち戻ろうとしている日々ですが、全国の実行委員の先生方、とりわけ、現地会場
を担当された九州・沖縄支部と大会事務局、web管理、プログラム、発表要項、
受付回りなどを担当された関東支部の実行委員の先生方、本当にご苦労さまでし
た。どうぞしばらくは平穏な?日々をお過ごし下さい。

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★The Treasure Hunt Club
No. 38 How's Your Brain?
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
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Hello everyone and welcome back to the Treasure Hunt.

In recent years, there has been a definite increase in the attention
being paid to how the brain works and brain fitness. The starting point
was work done on brain placticity in the 60s and 70s that began to
suggest that the brain and the neurons that it consists of are not
necessarily fixed in number and destined to a slow and steady decline.
They can and do grow and develop as people use their brains. For
language teachers, particularly aging ones like myself who have started
mixing up the names of their children, this has implications that cannot
be ignored. The message on the sites below can help our learners
understand that serious effort can lead to serious results when it comes
to learning a language. It can be a very motivating message, I believe.

This month, I'd like to introduce you to some resources you can use to
get a better understanding of how brains work. I recently read a very
interesting book titled Brain Rules by John Medina. The book is great,
but the website and the YouTube video collection can help you access
most of the content. You might even want to share some of it with
learners since it is not too technical and very understandable.

The website is located at http://www.brainrules.net/

The YouTube videos meant to illustrate the ideas of the book can be
found at http://jp.youtube.com/brainrulesbook

And here is a slideshow presentation on some of the rules in the book.
The author is a (PowerPoint) presentation guru and the slideshow can
also give you some good ideas for how to make your presentation MUCH
more engaging by following the rules of how the brain works:
http://www.slideshare.net/garr/brain-rules-for-presenters

For those of you who are interested in total brain health and fitness,
there are two great resources available on the web, both connected to Dr
Elkhonon Goldberg, author of two books on the subject: The Executive
Brain: Frontal Lobes and the Civilized Mind, and The Wisdom Paradox: How
Your Mind Can Grow Stronger As Your Brain Grows Older.

The first one is Sharpbrains. It is really a resource clearinghouse with
lots of links to articles and studies. This is a good place to learn
about brain fitness. There is also a lot of information here on advice
for evaluating brain fitness programs. The site is located here:
http://www.sharpbrains.com/

The next one, Headstrong, calls itself a brain gym. Here you can
actually start training. For the time being it is free, but it really
looks like it is set to go commercial in the very near future. You can
create a cognitive profile, and select exercises in memory, attention,
speed language, or problem solving. Well worth checking out. You can
access it here: http://www.headstrongbrain.com/

That's it for this month. See you.

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★World CALL メッセージ
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Greetings and Special Thanks from the Chair

WorldCALL participants,
Thank you all for coming to WorldCALL 2008 in Fukuoka, Japan and making
our conference this year such a memorable event. We hope you all found
the presentations engaging and useful, that along the way you made some
new friends, and that you had a safe journey home after the conference.

I must also sincerely thank the local organisers for such a great job,
all those in the LET organisation who contributed so magnificently to
the success of the conference and all members of the conference planning
committee. This was surely a team effort and it was very heartening to
see all these folks working together with one aim, to ensure the
conference was well-organised and went off smoothly.

Now, we must look forward to the next WorldCALL in 2013. Don't forget
the deadline for the WorldCALL book extended abstract is 1 October; and
guidelines for those organisations or universities wishing to submit a
bid for WorldCALL in 2013 will be posted on the website by 1 November.

In the meantime, all the WorldCALL organisers extend their very best
wishes to you wherever you may be around the globe.

Mike Levy
Chair, WorldCALL 2008 Conference Planning Committee

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★お知らせ
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☆LET本部情報
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LETでは機関誌編集に関する諸規定を新たに整備いたしました。
論文の投稿に関しましても、一部改正が行われました。従来は
11月末日までに本部編集事務担当者宛てに原稿を郵送する
ことで投稿は受理されましたが、今年から事前に投稿の申込を
行うことになりました。

今年は9月末日が申込締切日となっています。

論文の投稿を予定していらっしゃる方は是非事前申込をお願い
いたします。投稿申し込みフォームは、本部ホームページの
「学会機関誌関連」でダウンロード可能です。

申し込み先は、学会機関誌編集委員会事務局
紀要編集事務担当の森礼子先生(福岡県立大学)
mori@fukuoka-pu.ac.jp です。

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☆支部研究大会・研究会情報
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☆関東支部
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★2008年度eラーニング部会研究会&講習会

日時: 9月27日(土) 14:00~16:00
会場: 学習院大学 西1号館201教室

授業研究『多様なCALL環境―Moodleと画面転送機能の組み合わせによるCALL』
ワークショップ『ウェブによる音声録音システム-Wimba Voice Boardの利用』
講師: 熊井信弘 (学習院大学外国語教育研究センター教授)

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☆関西支部
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★2008年度秋季研究大会
*研究発表・実践報告の募集は締め切らせていただきました。
多数のご応募ありがとうございました。

日時: 2008年10月11日(土)
会場: 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス(KPC)
内容: 研究発表・実践報告・講演・ワークショップ

[講演] 「英語教育におけるプロフィシエンシーとは」
根岸 雅史先生 (東京外国語大学大学院教授)
[ワークショップ1]「小学校英語活動の校内研修の進め方~高学年の
英語活動を中心に~」 阿部 始子先生
[ワークショップ2]「統計的検定と効果量(入門編)」 水本 篤先生
[ワークショップ3]「スピーキング評価基準の共有」 今井 裕之先生
[ワークショップ4]「はじめての音声分析」 山本 勝巳先生
(以上現在確定している情報のみです)

★英語の発音教育研究部会 第34回研究会
日時: 9月14日(日)13:00~17:00
場所: 西宮プレラ5F会議室
http://www.let-kansai.org/bukai-hatsu.html

★中高授業研究部会 9月例会
日時: 9月14日(日)13:30~16:30
場所: 京都教育大学 CALL教室(1号館 B棟4階)
http://www.let-kansai.org/bukai-jugyo.html

★基礎理論研究部会 第45回研究例会
日時: 9月28日(日)13:30~17:00
場所: 摂南大学大阪センター
http://www.let-kansai.org/bukai-kiso.html

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☆中部支部
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★2008年度秋期支部研究大会
日時: 11月29日(土)
会場: 名古屋学院大学

研究発表申し込み締め切りは10月1日(水)です。
http://let.intl.chubu.ac.jp/modules/eguide/

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★第9回インターネット活用教育実践コンクール
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地域社会や学校などの教育におけるさまざまな活動の中で、
◎インターネットを活用した教育実践
◎インターネットの活用をめざした教育実践
◎教育の情報化に寄与する教育実践
を広く募集します。

【賞】
◎内閣総理大臣賞 1件
○文部科学大臣賞 2件
○総務大臣賞    1件
○経済産業大臣賞 1件
○朝日新聞社賞   1件 等

【募集期間】 平成20年9月1日(月)から10月21日(火)

主催: 文部科学省・インターネット活用教育実践コンクール実行委員会
後援: 総務省、経済産業省、朝日新聞社

http://www.netcon.gr.jp/

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★編集後記
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しばらく中断しておりました「支部企画」が再開いたしました。ご担当いただい
た関東支部は、「World CALLの裏側で活躍された先生に聞く」というテーマで、
WorldCALL2008の舞台裏にスポットをあてる企画を立てられました。裏方に徹し
て大会を支えられた滝本先生の貴重なご意見は、今後のLETの更なる発展のため
の大きな財産となることでしょう。マルセル先生に、TheTreasure Hunt Clubの
再開をお願いしたところ、即座に快諾していただきました。WorldCALL二日目の
博多湾ベイクルーズ中のことでした。先生には、ご都合のよい間隔で執筆してい
ただくことになっておりますので、毎月の連載とは限らないかもしれませんが、
ご期待ください。では、次号もどうぞよろしくお願いいたします。
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☆ご意見承りコーナーに、ぜひご投稿ください。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「メルマガご意見フォーム」

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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「ご案内」

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LETメルマガ委員
【関東支部】 下島 義容(拓殖大学) 若有 保彦(秋田大学)
【関西支部】 山本 勝巳(関西福祉大学) 佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】 高橋 美由紀(愛知教育大学) 伊藤 隆(名古屋学院大学)
【九州・沖縄支部】 竹野 茂(宮崎公立大学) 長嶺 寿宣(熊本県立大学)

編集責任者
【本部広報担当】 島谷 浩(熊本大学)
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