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No. 14 李洙任(関西支部) (2006年02月10日)

カテゴリー: General
龍谷大学経営学部、李洙任(リー・スーイム)です。「最も近くて遠い国」であった韓国と日本の関係は大きく変わろうとしています。最近の韓流ブームでポップカルチャーによる「ソフトパワー」の威力が改めて認識されました。「ソフト・パワー」とは、「強制ではなく、魅力によって望む結果を得る能力を意味し、国の文化、政治的な理想、政策の魅力によって生まれる力」のことを意味します。インターネットの普及で、このソフトパワーの威力はますます強くなっており、世界平和に貢献できる力になりつつあります。

私は、インターネットや携帯電話をコミュニケーション手段として海外の学生(去年は韓国)と交流しながら異文化理解を深めることを目的としたゼミを開催しています。この授業では自文化の再認識と他文化への理解を深めることを目指し、教室、学校、国境の壁を取り去った教育環境で、 海外との学生とリアルタイムのコミュニケーションや音声と映像によるコミュニケーションを実践しており、去年はSkypeによりテレビ会議で「ご対面」後、実際にゼミ旅行で韓国に出向くことによって歴史認識の差を少しでも埋めるように努力しました。英語が母語でない韓国人との英語によるコミュニケーションは、力関係においても理想的なものになりました。詳細は、私の論文、FD活動で過去のドイツとの交流などの論文が掲載されています。http://www.biz.ryukoku.ac.jp/~lee/

次回は、竹蓋順子(たけふた じゅんこ)、大阪大学サイバーメディアセンター助教授が実践されているリスニングや語彙力養成のためのe-Learning教材の開発とその効果について紹介していただきます。

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