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No. 39 支部企画:中部支部 (2011年02月10日)

カテゴリー: General
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■ 支部企画コーナー No. 39 中部支部
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ニューヨークの幼稚園訪問:ネイティブは英語をどう学んでいるのか
犬塚章夫(愛知県総合教育センター)

2010年10月にニューヨーク(と言っても実際には隣のニュージャージー州に学校はある)
の幼稚園に数日間訪問する機会を得た。Young School and Elementary
http://www.theyoungschool.com/)という私立の学校で、1歳児から小学校2年生までが

在籍していた。全生徒数30名程度のこぢんまりとした学校だった。ニューヨークの幼稚園
で一番印象に残ったのは、自尊心と自己表現を育てる教育だった。1歳児のクラスで担任
の先生が、I am special. I am special.と踊りながらいっしょに歌っている。動物の絵本の
読み聞かせ(と言ってもCDを流していた)が終わって、一人ひとりにどんな動物が好き
かを発表させていた。3歳児のクラスからShow and Tellを行っていた。家から宝物を持っ
て来てみんなの前で発表する。もちろんまだ一人では何も言えないので、先生が宝物を
みんなに見せながら、質問をしていく。質問の答えをみんなに向かって言うように仕向け
ながらの発表になる。5歳児は絵を描いていたが、言葉でも表現することを促されていた。
壁に貼ってある作品にも作者のひとことが書かれている。自分の思いを言葉にする、一人
ひとりの思いを大事にする。そんな雰囲気を感じた。言語学習は、やっぱり大量のインプット
(音声のインプット、文字のインプット)が大事であること、そしてアウトプットの機会
(音声のアウトプット、文字のアウトプット)が与えられ、そこで十分ほめられることが
大事であると実感した訪問であった。

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