No. 14 支部企画:九州・沖縄支部 (2008年12月10日)
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★支部企画コーナー No. 14 九州・沖縄支部
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☆支部研究プロジェクト紹介
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九州・沖縄支部メルマガ委員の竹野です。当支部が担当する企画コーナー
ですが、「支部研究プロジェクト」を取り上げていきたいと考えております。
まず、「九州・沖縄支部研究プロジェクト」の概要を述べておきたいと思います。
「九州・沖縄支部研究プロジェクト」は外国語教育メディア学会会則第5条にもと
づいて設置され、同会則第2条の目的「外国語教育を中心とする言語教育の
理論及び方法と、それに利用する教育メディアの研究をおこない、その分野の
発展に寄与するとともに会員相互の情報交換を行なうこと」を達成するために
設けられています。
研究期間は2年とし、研究補助費として2年間で3万円、研究内容やその方法
によって支部運営委員会が承認すれば、2年間で10万円の特別補助費が与え
られることになっています。また、この研究プロジェクトの成果は、LET九州・沖繩
支部紀要に投稿していただくことになっております。
「九州・沖縄支部研究プロジェクト」は旧LLA時代の「九州・沖縄支部研究会」を
引継ぎ、平成14年度から規定の改定とともに名称を改めました。
これまでの研究テーマとして以下のようなものが採用されました。
・「実践的コミュニケーション能力を高める指導と評価の研究ーコミュニケーション
が継続する手だての工夫を通してー」
・「e-learningにおけるドロップアウト対策ードロップアウトを引き起こす要因と
その対策について」
・「コミュニケーション・ツールを用いたライティングの効果的指導法について」
これらのテーマの中から今回は研究代表者を務められました川尻徳先生に
報告をお願いしました。研究者は川尻先生をはじめ、橋口公一先生、波多江
修先生、冨永美由紀先生、尾崎桂子先生、田中大三先生でした。
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平成14・15年度の2年間、九州・沖縄支部から研究プロジェクトの指定を受け、
中学校の教員・指導主事6名で、テーマ「実践的コミュニケーション能力を高める
指導と評価の研究ーコミュニケーションが継続する手だての工夫を通してー」に
取り組みました。
平成14年度は、中学生6名に対してインタビュー形式でスピーキング能力の
実態調査と理論研究を行いました。
平成15年度は、スピーキング指導の段階を次の4つのステップに分け、インタ
ビューテストの評価基準を作成し、授業実践を行うことによりコミュニケーションを
続けることのできる能力の育成を図りました。
ステップ1 「弾丸インプット」により基礎表現を身につけるインプット活動
ステップ2 「2分間チャット」によるアウトプット活動
ステップ3 ALTによるインタビューテスト
ステップ4 ビデオ(ステップ3の録画)によるモニタリング活動
このステップ1からステップ4までの指導と評価は、インプットした表現の一部を
他の表現に置き換えて発話したり、つなぎ言葉を使って表現したりして、コミュニ
ケーションを継続しようとする能力の育成に効果がありました。
川尻 徳 (久留米工業大学[非])
★支部企画コーナー No. 14 九州・沖縄支部
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☆支部研究プロジェクト紹介
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九州・沖縄支部メルマガ委員の竹野です。当支部が担当する企画コーナー
ですが、「支部研究プロジェクト」を取り上げていきたいと考えております。
まず、「九州・沖縄支部研究プロジェクト」の概要を述べておきたいと思います。
「九州・沖縄支部研究プロジェクト」は外国語教育メディア学会会則第5条にもと
づいて設置され、同会則第2条の目的「外国語教育を中心とする言語教育の
理論及び方法と、それに利用する教育メディアの研究をおこない、その分野の
発展に寄与するとともに会員相互の情報交換を行なうこと」を達成するために
設けられています。
研究期間は2年とし、研究補助費として2年間で3万円、研究内容やその方法
によって支部運営委員会が承認すれば、2年間で10万円の特別補助費が与え
られることになっています。また、この研究プロジェクトの成果は、LET九州・沖繩
支部紀要に投稿していただくことになっております。
「九州・沖縄支部研究プロジェクト」は旧LLA時代の「九州・沖縄支部研究会」を
引継ぎ、平成14年度から規定の改定とともに名称を改めました。
これまでの研究テーマとして以下のようなものが採用されました。
・「実践的コミュニケーション能力を高める指導と評価の研究ーコミュニケーション
が継続する手だての工夫を通してー」
・「e-learningにおけるドロップアウト対策ードロップアウトを引き起こす要因と
その対策について」
・「コミュニケーション・ツールを用いたライティングの効果的指導法について」
これらのテーマの中から今回は研究代表者を務められました川尻徳先生に
報告をお願いしました。研究者は川尻先生をはじめ、橋口公一先生、波多江
修先生、冨永美由紀先生、尾崎桂子先生、田中大三先生でした。
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平成14・15年度の2年間、九州・沖縄支部から研究プロジェクトの指定を受け、
中学校の教員・指導主事6名で、テーマ「実践的コミュニケーション能力を高める
指導と評価の研究ーコミュニケーションが継続する手だての工夫を通してー」に
取り組みました。
平成14年度は、中学生6名に対してインタビュー形式でスピーキング能力の
実態調査と理論研究を行いました。
平成15年度は、スピーキング指導の段階を次の4つのステップに分け、インタ
ビューテストの評価基準を作成し、授業実践を行うことによりコミュニケーションを
続けることのできる能力の育成を図りました。
ステップ1 「弾丸インプット」により基礎表現を身につけるインプット活動
ステップ2 「2分間チャット」によるアウトプット活動
ステップ3 ALTによるインタビューテスト
ステップ4 ビデオ(ステップ3の録画)によるモニタリング活動
このステップ1からステップ4までの指導と評価は、インプットした表現の一部を
他の表現に置き換えて発話したり、つなぎ言葉を使って表現したりして、コミュニ
ケーションを継続しようとする能力の育成に効果がありました。
川尻 徳 (久留米工業大学[非])