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No.7 亀山 太一(中部支部) (2005年07月10日)

カテゴリー: General
リレートーク7番目の亀山太一です。ラッキーな順番をいただけたことに感謝します。



私の勤務校は岐阜工業高等専門学校、いわゆる「高専」です。国公私立合わせて
全国に63校ある高専の英語教員の多くは、全国高等専門学校英語教育学会(COCET)
という学会でつながっています。共通のバックグラウンドを持つ環境にいる英語
の先生たちですから、自然と話は通じやすくなります。1年ぶりの再会でも、
「アレはどうなってる?」「ああ、アレはうちの○○主事が△△しましたよ」な
んて、ほとんどツーカーで話が通じてしまいます。

学生の質も各高専で似たり寄ったり(ちなみに高専生は1年生から5年生まで)
で、英語の授業に対する悩みもほぼ共通。そこで思いついたのが、『高専生のた
めの英語教育』というジャンルです。「日本の英語教育がどうなろうと知ったこっ
ちゃないよ。こちとら目の前の高専生の英語をなんとかしたいんだ」という、お
そろく狭い了見(?)で始めたのが、平成13年度から始まった「高専に特化した英
語教育のための教材とカリキュラム」の研究です。

全国から10数名の高専英語教員が集まり、ああでもないこうでもないと議論しな
がら、高専生のための英語教育について研究をしています。おかげさまで科研費
も通算で4件いただくことができ、着々とプロジェクトが進行しています。昨年
度はメディア教育開発センターの開発教材として我々の提案が採択され、『理工
系学生のための必須英単語3300』(http://cocet.nime.ac.jp/)として結実しまし
た。これからも「高専」を愛する教師たちの、ひとりよがりな(?)努力は続くこ
とでしょう。(あ、もちろん「波及効果」も考えてますよ...って言っとかない
と科研費切られちゃう... ^^;)

次は立命館大学の杉野直樹先生です。杉野先生とは、別の学会の運営委員として
一緒に仕事をしています。昨年度から新しい職場に移られて、教育に研究にと大
活躍をしておられます。

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