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No. 26 宮町 誠一(関東支部) (2007年02月10日)
札幌学院大学の宮町誠一と申します。雪不足と暖冬のおかげで例年にない苦労の末、開幕した札幌雪祭りですが、入試時期と重なるため、今年も見物に行く暇はなさそうです。もっとも、道外からの来客がない限り、地元の人間はテレビでの鑑賞が主流のようです。
本学では1996年に北海道で初めてのCALLシステムを導入して以来、試行錯誤の繰り返しでしたが、現在までの到達点をお知らせしたいと思います。
現状では語学専用のCALL教室は2室(併せて90名程度)を確保しておりますが、コンピュータを利用した英語教育を行いたいという希望が多く、情報教育用のコンピュータ教室にも触手を伸ばしている状態です。
本学におけるCALL授業は大別すると二つの流派があるようです。ひとつは日本人教員の利用の仕方で、購入した英語学習素材を利用しながら、インターネット上の生の英語素材を活用して授業を展開するCALL授業です。第二の流れはネイティブ教員が中心となってオープンソース・ソフトウエアであるMoodleを利用したCALL授業です。前者は主として、購入したコンテンツを利用した授業で、英検、TOEIC、TOEFLの資格検定受験準備的な一面も持っています。しかし、インターネット時代に対応する英語運用能力の向上を目指す視点から、BBCなどのホームページを活用し、英文速読の練習がその重要度を増していると思います。インターネットが世界への情報発信の手段として認知されている現在、インターネット上の英語はますます平易になっているように思われます。英単語力のレベルを上げることで、直読直解のリーディング能力の向上が図れると思います。
ネイティブの教員はMoodle上で独自の教材を開発したり、PowerPointを利用してプリゼンテーション中心の授業を展開しています。この辺は他大学でも一般化しつつあると思われますが、本学では数年前から、Moodle上で4月に新入生全員を対象にプレースメント・テストを実施し、能力別クラス編成に活用しております。また、1月にはプログレス・テストを実施し、2年次のクラス編成の基礎材料として利用しています。来年度からは、このプログレス・テストの結果を1年次の成績評価に反映させることも決まっております。今後はこのシステムを発展させ、本学独自に開発した教材、プレゼンテーションの内容、さまざまな形態の試験内容を蓄積したサーバーを用意し、教員間で相互利用可能なシステムを構築していく予定です。
このようにCALL、e-learningをめぐる環境は毎年のように変化し、進化(?)しているので大変な面がありますが、常にチャレンジ精神を発揮して、毎年厳しくなる財政環境の中で、10年前と変わらず試行錯誤の今日この頃です。
本学では1996年に北海道で初めてのCALLシステムを導入して以来、試行錯誤の繰り返しでしたが、現在までの到達点をお知らせしたいと思います。
現状では語学専用のCALL教室は2室(併せて90名程度)を確保しておりますが、コンピュータを利用した英語教育を行いたいという希望が多く、情報教育用のコンピュータ教室にも触手を伸ばしている状態です。
本学におけるCALL授業は大別すると二つの流派があるようです。ひとつは日本人教員の利用の仕方で、購入した英語学習素材を利用しながら、インターネット上の生の英語素材を活用して授業を展開するCALL授業です。第二の流れはネイティブ教員が中心となってオープンソース・ソフトウエアであるMoodleを利用したCALL授業です。前者は主として、購入したコンテンツを利用した授業で、英検、TOEIC、TOEFLの資格検定受験準備的な一面も持っています。しかし、インターネット時代に対応する英語運用能力の向上を目指す視点から、BBCなどのホームページを活用し、英文速読の練習がその重要度を増していると思います。インターネットが世界への情報発信の手段として認知されている現在、インターネット上の英語はますます平易になっているように思われます。英単語力のレベルを上げることで、直読直解のリーディング能力の向上が図れると思います。
ネイティブの教員はMoodle上で独自の教材を開発したり、PowerPointを利用してプリゼンテーション中心の授業を展開しています。この辺は他大学でも一般化しつつあると思われますが、本学では数年前から、Moodle上で4月に新入生全員を対象にプレースメント・テストを実施し、能力別クラス編成に活用しております。また、1月にはプログレス・テストを実施し、2年次のクラス編成の基礎材料として利用しています。来年度からは、このプログレス・テストの結果を1年次の成績評価に反映させることも決まっております。今後はこのシステムを発展させ、本学独自に開発した教材、プレゼンテーションの内容、さまざまな形態の試験内容を蓄積したサーバーを用意し、教員間で相互利用可能なシステムを構築していく予定です。
このようにCALL、e-learningをめぐる環境は毎年のように変化し、進化(?)しているので大変な面がありますが、常にチャレンジ精神を発揮して、毎年厳しくなる財政環境の中で、10年前と変わらず試行錯誤の今日この頃です。