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【LETメールマガジン 第125号】 (2015年06月11日)

カテゴリー: LET Blog Archives
【LETメールマガジン 第125号】
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みなさん,こんにちは.

いかがお過ごしですか?

今月号の支部企画は,関東支部教材教授法研究・研修部会からの報告です。

それでは,今月号のメルマガをお楽しみ下さい。

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■ 第125号のもくじ
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■ 外国語教育メディア学会 (LET)
■ 第55回全国研究大会情報
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■ 支部企画
□ 関東支部
教材教授法研究・研修部会 久保田 章(筑波大学)
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■ 支部研究大会情報
□ 関東支部
□ 九州・沖縄支部
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■ 支部研究部会情報
□ 関西支部
■ 基礎理論研究部会 第8次第11回研究例会
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■ 賛助会員メルマガ・スペース
□ Hello Talk
□ リアリーイングリッシュ株式会
□ チエル株式会社
□ 公益財団法人 日本英語検定協会
□ 株式会社VERSION2
□ 北辰映電株式会社
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ お知らせ
□ 関東支部 2015年度研究支援プログラム募集
□ 環太平洋第二言語研究フォーラム2016(PacSLRF2016)
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■ 編集後記
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【LETメールマガジン 第125号】
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■ 外国語教育メディア学会 (LET)
■ 第55回全国研究大会情報
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■ 外国語教育メディア学会 (LET) 第55回全国研究大会

第55回全国研究大会が8月4日(火)から6日(木)に、千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市・地下鉄御堂筋線千里中央駅すぐ)で開催されます。
情報提供はウェブサイト・twitterで行っています。twitterのアカウントはLET2015_Osakaです。ぜひフォローしてください。

ウェブサイト:http://let-kansai.org/2015/
twitter:https://twitter.com/LET2015_Osaka/

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■ 支部企画
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□ 関東支部
教材教授法研究・研修部会 久保田 章(筑波大学)
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小中接続、中高連携、さらには高大連携の意義や重要性が議論されています。接続や連携については、言語材料や言語活動、指導法など様々な方向から実施していくことが可能ですが、ここでは、特に言語の使用場面に関連して課題の達成という観点からこの問題について考察したいと思います。

小、中、高で共通して扱われている言語の使用場面のひとつに「道案内」があります。道案内は、言語に関わらず同じ情報のやりとりが必要とされる典型的な行為であり、それに対応して特有の表現がよく使われる場面であるとみなされています。

一方、CEFR-Jでも「基本的な表現を使って単純な道案内をすることができる」は、「話すこと」のA2.1のレベルに区分されているように、また小学校の学習指導要領に記載されていることからも推測できるように、道案内は、一般にそれほど難しいものとは考えられていないのではないでしょうか。では大学生ならば首尾よく英語で道案内ができるかと言えば、なかなか期待通りにはいきません。単純に決まり文句を並べることはできても、現実の場面では発信だけでなく、受信の際にも少なからず問題を抱えることが多いようです。

その理由について、はじめに各学校の教科書ではどのように扱われているか、連携指導の観点から観察してみましょう。ただ実際のところ小学生が英語で道をたずねたり、たずねられたりする場面は想定しにくいので、中学校の方に目を向けることにします。中学では、教科書によって扱いに軽重はあるものの、すべての教科書で「道案内」が取り上げられており、学習内容としては、「道に迷ったことの表明(例:How can I get to 〜?)」、「方向指示(例:Turn left at 〜.)」、「位置関係(例:It’s on your right.)」などの決まり文句を理解したり、それらを組み合わせて使用する練習が中心となっています。高校の「コミュニケーション英語?」では、旧課程の「英語?」の教科書に比べ正面から道案内を取り上げたものは減っている印象ですが、さらには内容的にもほとんど中学校と同じような、決まり文句を並べた感の強いものが多いようです。

つまり、少なくとも教科書の記載内容からは、道案内に関して中高の連携がうまくいっているとは言えないようです。もちろんそれらの決まり文句だけでコミュニケーションが成立する場合もあるでしょうが、道案内という課題を効率的に達成するためには特定の情報についての注意が必須です。それは何でしょうか。答えは「道しるべ」です。自分が道案内をする場合には、相手が誤解のないよう、どのように道しるべを相手に示すかが、自分が道案内をされる場合には、相手の発言を誤解しないよう道しるべを正確に聞き取れるかが問題です。英語ではそのために次の下線のような具体的な(定型)表現がありますが、指導上も学習上もその機能が明確に意職されているでしょうか。

(1) Go straight down this street until you come/get to the market.
(2) Stay on the bus until 58th Street and then walk two blocks east.

これらは、untilの後に時間に関係する表現が来る学習者になじみの深い用法とは異なり、“as far as” という意味で用いられている点にも学習者の注意を向けさせたいところです。また口語ですが、音声的にも相手の手がかりとなりやすいようにtillではなく典型的にuntilが用いられるであろうと予測できます。

同じように道しるべであることを明確に示す表現に、“you’ll see 〜”があります。

(3) After you passed two junctions, you'll see a white building on your right.

これは上のように“after you passed 〜” などと対で用いられることも多いですが、この表現が聞こえたら、聞き漏らすことのないよう同様に注意を払わねばなりません。さらに言えば、日本の教科書では、“you’ll see 〜 は途中の道しるべとしてよりも、対話の終わりの方で目的地を示すのに用いられる場合が多いようです。

以上のような道しるべ表現を「意識して」的確に使用できる大学生が多くはないという事実も、特に高校の教科書の内容から判断すると無理からぬことのようにも思われます。当然のことですが、言語使用の場面に限らず、一見単純に思えるやりとりにも段階的に指導すべき事項がいくつか含まれています。それらを地道に洗い出し、その結果を教材や指導に適切に反映する作業は各学校間の連携指導について考える際にも必須の重要な課題です。

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■ 支部研究大会情報
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□ 関東支部
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以下の日程と会場にて2015年度春季研究大会を実施致します。
主催:外国語教育メディア学会(LET)関東支部
共催:慶應義塾大学外国語教育研究センター
期日:2015年6月13日(土)
会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス(東急東横線・目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉駅 徒歩1分)
LET関東支部ホームページ(http://www.kanto.j-let.org/)にて、LET関東支部研究大会(2015/6/13)の修正版プログラムがダウンロードできます。

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□ 九州・沖縄支部
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第44回九州・沖縄支部研究大会を以下の通り開催いたします。

多くの会員の皆様の参加をお待ちしております。

期日: 2015年6月13日(土)
会場: 長崎大学文教キャンパス
大会テーマ: 『「授業は英語で」を支える理論とその実践』

プログラム:
1. ワークショップ
課外学習を促す反転授業の進め方
講師:奥田阿子先生(長崎大学)

2. 基調講演
Learning English through Interaction: Grammar, Translation, and Dangerous Things
講演者: 細川博文先生(福岡女学院大学)

3. シンポジウム
『「授業は英語で」を支える理論とその実践』
コーディネーター:
麻生雄治先生(長崎県立大学)
パネリスト:
濱栗啓吾先生(長崎県立壱岐高等学校)
有嶋宏一先生(鹿児島県立甲南高等学校)
柴田邦博先生(佐賀県立武雄高等学校)

4.研究発表

5.情報交換会

詳細につきましては,支部ホームページをご覧下さい。

http://www.j-let-ko.org/htdocs/

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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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 ■ 基礎理論研究部会 第8次第11回研究例会
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日時: 2015/7/4(土) 午後13:00-16:30(予定)
会場: 神戸学院大学 ポートアイランドキャンパス D 号館 2 階 D203 教室

内容(予定):
1.輪読
[文献] Siyanova-Chanturia, A. (2013). Eye-tracking and ERPs in multi-word expression research: A state-of-the-art review of the method and findings. The Mental Lexicon, 8 (2), 245-268.
担当: 金澤 佑(関西学院大学大学院)

2.研究発表
[タイトル] (調整中)
担当: 森下 美和(神戸学院大学)

詳細は以下のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74

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■ 賛助会員メルマガ・スペース
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□ Hello Talk
 http://www.hellotalk.com/
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日常的に学習対象言語に触れる重要性はいうまでもありません。画期的な外国語学習アプリ、HelloTalk はそれを可能にします。このアプリを使うことで,ユーザーは,自分の好きなペースで、ネイティブスピーカーと直接やりとりすることができます。学びたい言語を登録すると、瞬時にその言語を母語とするユーザーが検索され交流を開始することができます。自宅学習用にお試し頂ければ幸いです。
ダンロードはこちら:https://bnc.lt/l/5AxxLhE0GO

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□ リアリーイングリッシュ株式会社
www.reallyenglish.co.jp
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2015年4月1日より、新サービス「Ez to Talk」の提供を開始します。本サービスは、eラーニング教材Practical English 6とスカイプを利用したオンライン英会話レッスンを組み合わせた内容です。eラーニングの学習内容に基づき、英会話レッスンを行うため、インプットからアウトプットまで一貫した英語学習が可能です。是非ご利用下さい。

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□ チエル株式会社
http://www.chieru.co.jp
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4/7よりアクティブラーニングを実現する教育システム「ABLish」のサービスを開始しました。週3回の時事英語ニュースを配信するほか、教材も作成でき教材準備にも役立ちます。また学生間の討議・評価を活発化させ、学習効果も見込めます。支部・全国大会でもご紹介予定ですので宜しくお願いいたします。(http://www.ablish.com/

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□ 公益財団法人 日本英語検定協会
https://www.eiken.or.jp
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新規賛助会員となりました英検協会国際課の塩崎と申します。現在、大学入試改革等で話題となっております英語試験「IELTS」「TEAP」の普及活動をしております。両テストに関するお問い合わせはお気軽に下記までご連絡下さい。

英検協会国際課 IELTS/TEAP事務局 03-3266-6121 support-kokusai@eiken.or.jp

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□ 株式会社VERSION2
https://chiekura.jp/
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「Moodleを気軽に・短期間から利用したい」そんな先生方の声から生まれたMoodleの定額制クラウドサービス『ちえ蔵』。
インストール作業やサーバー管理などが不要で、通常のMoodleと同様にお使いいただけます。コース作成の制限なども無く、利便性が高いサービスとなっておりますので、是非、この機会にご利用ください。

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□ 北辰映電株式会社
http://www.ecall-system.jp/
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ぎゅっとe: http://gyuto-e.jp/「徹底した集中訓練で、飛躍的に英語力を伸ばす」ことを開発思想としたネットワーク型集中英語学習プログラムで、大学の単位認定用教材としても使用されて います。ぎゅっとeの開発思想をもとにiPad
用文法教材(高校卒業レベル)ぎゅっとMaG: http://gyuto-e.jp/mag/を開発しました、MaGは3コース有り、MAG1は無料配布中です。

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■ 研究員・研究者・教員公募
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公募情報を以下のサイトにまとめました。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=9&blogid=1

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■ お知らせ
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□ 関東支部 2015年度研究支援プログラム募集
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LET関東支部 2015年度研究支援プログラム募集のお知らせ

LET関東支部では、本年度から新しい研究支援プログラム をスタートいたします。本プログラムでは、昨年までの公募プロジェクトを「一般公募の部」とし、助成金額を上限で年10万円(昨年度までは年5万円)に引 き上げます。また、「若手支援の部」を新設し、40歳未満の関東支部会員の方を対象に、個人研究1件につき上限で5万円を助成いたします。
募集期間:2015年5月15日(金)から6月30日(火)まで
詳細はHPにてご確認ください。(http://www.kanto.j-let.org/)
また、募集要項や応募用ファイルは関東支部のHPに記載のリンクからダウンロードください。

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□ 環太平洋第二言語研究フォーラム2016(PacSLRF2016)
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環太平洋第二言語研究フォーラム2016(PacSLRF2016)のお知らせ
http://www.j-sla.org/pacslrf/
テーマ:第二言語習得研究におけるデータと理論
会 場:中央大学
開催日:2016年 9月 9日(金)10日(土)11日(日)

締め切りは2015年10月20日です。

環太平洋第二言語研究フォーラム(Pacific Second Language Research Forum:PacSLRF)2016が、日本第二言語習得学会(Japan Second Language Association:J-SLA)の第16回年次大会との共催(中央大学後援)により、2016年9月9から11日まで中央大学多摩キャンパス(東京)で開催されます。

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■ 編集後記
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今年度から賛助会員に Hello Talk が加わりました。本社は中国にあるようです。どうぞよろしくお願いします。

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□メルマガ・バックナンバーは、LETメールマガジン・アーカイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/→「LETメールマガジン」
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LETメルマガ委員
【関東支部】
若有 保彦(秋田大学)
田中 祥子(東京大学大学院生)
【中部支部】
小栗成子(中部大学)
犬塚 章夫(愛知県碧南市立日進小学校)
【関西支部】
深田將揮(畿央大学)
山本 勝巳(流通科学大学)
【九州・沖縄支部】
古村 由美子(長崎大学)
雪丸 尚美(北九州市立大学)
【本部メールマガジン・編集責任者】
住 政二郎 (関西学院大学)

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