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LETメールマガジン No. 9 (2005年09月10日)
カテゴリー: LET Blog Archives
投稿者: 名ばかり編集長
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残暑の続く中、台風に衆院選挙と気がかりなニュースの多い毎日ですが、皆様、
いかがお過ごしでしょうか。授業準備の一助となることを願いつつ、LETメール
マガジン第9号をお届けします。どうぞお楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■第9号のもくじ■
★リレートーク No. 9 杉森 直樹 (関西支部)
★The Treasure Hunt Club No.8
★メルマガ入門講座:音声編 III
★おしらせ:
☆2006年度全国大会日程変更について
★FLEAT5こぼれ話
★支部ホームページ更新情報
☆関西支部
★編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■========================
★リレートーク No.9 杉森 直樹(関西支部)
========================□■
リレートーク9番目の立命館大学の杉森直樹です。杉野直樹先生からの紹介で,
今回このコーナーを書かせて頂くことになりました。
私はLET会員になって15年ほどですが,その間に教育メディアはずいぶん変わ
りました。私が会員になった頃は,カセットテープを使うLL教室がまだ全盛の頃
でしたが,最近ではネットワークのCALLラボやMoodleやXoopsといったLMS/CMSが
流行ですね。Moodleには私も関心があり,研究室のWebサーバーで走らせたいと
思っていたので,今年のLET全国大会のワークショップ参加登録のWebサイトを見
たところ,Moodleのワークショップは上級編の方がすでに満席になっていて,そ
の関心の高さに改めて驚きました。このような専門的なものに関心が高いのはさ
すがLETだと思いましたが,専門化,高機能化する最近の教育メディアにはすこ
し危惧をいだいています。「LMSには興味はあるけど,サーバーが必要らしいし,
何だか難しそうだからやめよう」と考えてしまう先生方が多くなれば,教育メディ
アは一般の英語教師にとって遠い存在になってしまうのではないでしょうか。高
機能であっても気軽に使えるユーザーフレンドリーな教育メディアや学習システ
ムが必要なのではないかと思っているこの頃です。
さて次回の担当ですが,このコーナーは東から西の支部へつないでいく流れがあ
るようですので,九州沖縄支部へ回したいと思います。以前,共同研究をさせて
頂いて以来の知り合いの,筑紫女学園大学の田口純先生です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■===========================
★The Treasure Hunt Club No. 8 Vocabulary
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
===========================□■
Hello everyone. This month we’re going to look at vocabulary or rather,
we’re going to look at sets of two tools that can be used to look at
texts and organize the vocabulary for learning.
The Compleat Lexical Tutor is a site that has been around for a couple
of years. It contains tools for analyzing texts for frequency and
collocations (concordances), and for testing vocabulary levels.
http://132.208.224.131/ It takes a little while to learn how to use
but can do some very interesting things. For a tour of the site and
instructions on how to use it, there is a review written by Marti Sevier
of Simon Fraser University that can be found at
http://www-writing.berkeley.edu/TESL-EJ/ej31/m2.html
Most teachers don’t usually think of Amazon.com as a resource for
information about language. Yet there are some nice functions available
there that may come in handy from time to time. Did you know that
Amazon.com (US site) has a feature that allows us to search inside books?
It is not available for all books, however, but most new titles have
this feature. With this feature we can get readability statistics, find
out what vocabulary is most common in the book, and search for
vocabulary (words or phrases) and collocations. Let’s take an example.
Jared Diamond’s book “Guns, Germs and Steel” is a book that has this
search inside feature. If you mouse over the cover image, a pop-up menu
appears. If you click on the Books on Related Topics, Concordances, or
Text Stats links, you will go to a page that contains all three of these.
The most interesting and useful is the Concordances. A box appears that
lists the 100 most frequent words in the book. The words are also
arranged in different font sizes to show the frequency level (the more
frequent have a larger font). Click on any of these words to see all
examples of where the word is used in the book. The Search Inside this
Book text field allows us to search for phrases. I searched for the
phrase “in order to” and found 33 examples of it in the book. So if we
want to know what vocabulary is frequent in various fields or if we want
to look for authentic examples of language usage, these tools are really
fantastic. Each of these texts can be used as a mini corpus that we can
search and explore.
This week’s Treasure Hunt.
This week’s question asks you to use the tools to look inside a book at
Amazon.com. You’ll have to read the instructions above once more to
complete it. Happy hunting!
Here’s the site: http://www.amazon.com/
Here is the question:
1. What is the most common word in the Lonely Planet travel guide for
Japan? Is it “bath”, “station”, “temple”, or “expensive”?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■======================
★メルマガ入門講座:音声編 III
講師:下山 幸成(早稲田実業学校)
聞き手:前田 道代(神奈川県立外語短期大学)
======================□■
音声編第III部です。第7号でお届けした第II部では、要らない部分の削除・無音
化の解説をお届けしました。今月号では、先回の解説内容をもとに、音声教材の
編集方法を説明します。視覚的な説明も必要となりますので、今回も以下のUR
Lにアクセスし、画面をご覧になりながらお聞きください。
http://www.yukinaris.net/sndedit/let-mm-9.html
音声解説は、以下の三部構成となっています。
はじめに
第5回 「Audacity」編集3:無音部分の挿入(ロールプレイ教材の作成)
第6回 「Audacity」編集4:リピート教材の作成
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■====
★おしらせ
====□■
=========================
☆2006年度LET全国研究大会日程変更について
LET会長 大八木廣人
LET第46回全国研究大会会長 野村和宏
=========================
会員の皆様、お変わりなくお過ごしのこととお察し致します。
さて、来年度(2006年度)のLET全国研究大会を2006年8月3日、4日、
5日に開催することに理事会で決定し、総会でご報告いたしましたが、全国英語
教育学会が8月4日(役員会)、5日、6日に高知大学で開催されることが、そ
の後わかりました。そこで、LETの全国研究大会開催を一日早めて開催すること
を検討し、全理事によるメール会議でご承認をいただきましたので、下記のよう
に変更いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
2006年度LET全国研究大会日程:
8月2日(水)(LET役員会、ワークショップ等)
8月3日(木)第1日目
8月4日(金)第2日目
大会会場:京都産業大学(〒603-8555 京都市北区上賀茂本山)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■==========
★FLEAT 5こぼれ話
==========□■
先月号はプロボからFLEAT5速報をお届けいたしましたが、そこでお伝えした新
入生が山登りをしてY字のペンキを塗るという話を覚えていらっしゃるでしょう
か?このY字の伝統行事についての追加情報をお届けします。
プロボでメルマガを読み、この行事に大変興味をもたれたある会員の方が、大会
運営を補助している学生にもっと詳しく話を聞こうとしたところ、聞いた学生の
中にはこの話を知っている人が誰もいなかったそうで、そのことをメールで知ら
せてくださいました。誤情報を載せたのかと心配になり、他の参加者の方々に問
い合わせてみると、Y字のペンキ塗り行事の話を聞いた方は他にもいらっしゃり、
大八木会長も昨年の準備委員会でBYUを訪問された際、キャンパスツアーのガ
イドから同じ話を聞いていらっしゃることがわかりました。不思議におもって、
真相のほどをBYUのHarold Hendricksさんに問い合わせたところ、すぐに次の
ようなお返事をいただきました。
I will be happy to clear up this mystery. For many decades it was the
duty of the incoming freshman class to trudge up the mountain, mix a
large amount of whitewash (a type of inexpensive white paint) and pass
buckets up to the top of the Y and splash the whitewash on the rocks
that made up the letter. It was a great deal of fun, and much of the
whitewash was splattered on the students as well as the rocks. I
personally participated in the tradition when I was a freshman in 1969.
However, in the 1980's the United States Forest Service, the government
agency that oversees the mountain and the vegetation on it, determined
that the annual event was causing too much erosion on the mountainside
around the Y. They asked BYU to stop the practice to prevent further
damage to the mountain. Since then, BYU hires a helicopter service to
spray-paint the Y every other year or so. I believe that during the
tour last year, the guide told us this story, but didn't make it clear
that the students no longer did this. This is why the current students
do not know anything about it.
伝統行事ではあったけれど、今はもう行われていないということで、納得ができ
ました。問い合わせた方の中には、空港からのシャトルバスの中で地元の方から
聞いたという方もいらっしゃったので、プロボの町では、まだ学生が塗っている
と思っていらっしゃる方もいるようです。それにしても、環境保護のために不可
欠とはいえ、伝統行事が消えることもあるという現実には一抹の寂しさを覚えな
いわけにはいきません。
お返事をくださったHendricksさんは、せっかくなのでと、Y字の伝統行事をも
うひとつ教えてくださいました。
Another tradition that has changed is the lighting of the Y at night.
In the past, representatives of the graduating class would light fires
around the Y on the night of graduation. Again, the Forest Service
decided this was too great a fire danger, so instead of fires, electric
lights are set up around the outline of the Y so that on special
occasions the Y shines brightly at night. In fact, the night after
FLEAT 5 ended, the Y was lit for graduation. If anyone stayed in Provo
an extra day, they would have seen the Y shining brightly on the
mountain.
ライトアップされたY字はさぞかしきれいであったろうと思いますが、参加され
た方のなかで、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
先月号でもお伝えしましたように、FELAT5報告はニューズレターでも準備して
おりますが、参加された方々の個別の情報等ございましたら、継続してメルマガ
紙上でもお伝えしたいと思います。mm-editors@j-let.orgまで、ぜひご連絡くだ
さい。
[前田道代(本部広報担当)]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■===========
★支部ホームページ情報
===========□■
8~9月の支部ホームページ更新情報をお届けします。
─────────────────────────────────────
======
☆関西支部
======
基礎理論研究部会:
9月例会 9月17日(土) 関学大梅田キャンパス
http://www.let-kansai.org/bukai-kiso.html
中高授業研究部会・英語の教え方研究会(共催):
2005年9月例会 9月11日(日) 京都教育大学1号館B棟2階LL教室
http://www.let-kansai.org/bukai-jugyo.html
大学授業研究部会:
若手研究会 10月8日(土) 流通科学大学 5208教室
研究例会 11月19日(土) 流通科学大学 5208教室
http://www.let-kansai.org/bukai-daigaku.html
英語の発音教育研究部会:
第13回研究会 9月11日(日)西宮プレラホール会議室
http://www.let-kansai.org/bukai-hatsu.html
早期英語教育研究部会:
2005年度早期英語教育研究部会例会
9月24日(土) 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室
http://www.let-kansai.org/bukai-soki.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■=====
★編集後記
=====□■
「FLEATこぼれ話」としてまとめたY字の話をめぐっては、メルマガに載せる情
報には確認が必要と随分冷や汗をかいたのですが、ひやひやしつつもその一方で、
メールという情報手段のありがたみを再確認し、一人で感動もしておりました。
電話や手紙しかない時代、小さな疑問はそのままになりがちでしたが、今は、メー
ルのお陰で気軽に問いかけができるようになりました。そして、必要であれば、
極めて短時間のうちに、(しかも気軽に!)たくさんの方と情報を交換すること
ができます。今回のように、メルマガに載せた情報が発端になり、読者のみなさ
んの間でも情報交換の機会が生まれ、なにか一つでも多くのことがわかるように
なれば、編集側に立つ者としては、これ以上にうれしいことはないという思いを
強くしております。誤情報は厳禁ですが、興味をもっていただける情報をお届け
できるよう、さらに努力を続けたいと思います。メールマガジンについての皆様
のご意見・ご要望等、ぜひ、mm-editors@j-let.orgまでお寄せください。
───────────────────────────────────────
☆メルマガ退会・アドレス変更方法のご案内
メルマガの配信を止めたい時は以下の手順で配信を解除してください。また、ア
ドレスを変更したい場合は一度退会し、再度登録してください。
1. 以下のURL(本部サイト)にアクセスし、「メルマガ」のページを開く。
http://www.j-let.org →"Contents in Japanese"→「全国版メールマガジン
INFO-MAG」(ご案内)
2.「INFO-MAG会員の方へ」の下にあるテキストボックスに、登録してあるメール
アドレスを入力し、[退会またはオプションの変更]をクリック。
3.次のページで「退会」ボタンをクリック。
4.退会確認のメールが届く。メールの中に書かれているURLを開く(クリック)。
5.開いたページの[退会]ボタンをクリック。
6.手続き完了。
───────────────────────────────────────
編集担当者
【九州・沖縄支部】竹野茂(宮崎公立大学)田口純(筑紫女学園大学)
【関西支部】名部井敏代(関西大学)佐々木顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】高橋美由紀(兵庫教育大学)伊藤隆(名古屋学院大学)
【関東支部】保崎則雄(早稲田大学)下島容義(聖パウロ学園高等学校)
【本部広報担当】前田道代(神奈川県立外語短期大学)
残暑の続く中、台風に衆院選挙と気がかりなニュースの多い毎日ですが、皆様、
いかがお過ごしでしょうか。授業準備の一助となることを願いつつ、LETメール
マガジン第9号をお届けします。どうぞお楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■第9号のもくじ■
★リレートーク No. 9 杉森 直樹 (関西支部)
★The Treasure Hunt Club No.8
★メルマガ入門講座:音声編 III
★おしらせ:
☆2006年度全国大会日程変更について
★FLEAT5こぼれ話
★支部ホームページ更新情報
☆関西支部
★編集後記
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★リレートーク No.9 杉森 直樹(関西支部)
========================□■
リレートーク9番目の立命館大学の杉森直樹です。杉野直樹先生からの紹介で,
今回このコーナーを書かせて頂くことになりました。
私はLET会員になって15年ほどですが,その間に教育メディアはずいぶん変わ
りました。私が会員になった頃は,カセットテープを使うLL教室がまだ全盛の頃
でしたが,最近ではネットワークのCALLラボやMoodleやXoopsといったLMS/CMSが
流行ですね。Moodleには私も関心があり,研究室のWebサーバーで走らせたいと
思っていたので,今年のLET全国大会のワークショップ参加登録のWebサイトを見
たところ,Moodleのワークショップは上級編の方がすでに満席になっていて,そ
の関心の高さに改めて驚きました。このような専門的なものに関心が高いのはさ
すがLETだと思いましたが,専門化,高機能化する最近の教育メディアにはすこ
し危惧をいだいています。「LMSには興味はあるけど,サーバーが必要らしいし,
何だか難しそうだからやめよう」と考えてしまう先生方が多くなれば,教育メディ
アは一般の英語教師にとって遠い存在になってしまうのではないでしょうか。高
機能であっても気軽に使えるユーザーフレンドリーな教育メディアや学習システ
ムが必要なのではないかと思っているこの頃です。
さて次回の担当ですが,このコーナーは東から西の支部へつないでいく流れがあ
るようですので,九州沖縄支部へ回したいと思います。以前,共同研究をさせて
頂いて以来の知り合いの,筑紫女学園大学の田口純先生です。
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★The Treasure Hunt Club No. 8 Vocabulary
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
===========================□■
Hello everyone. This month we’re going to look at vocabulary or rather,
we’re going to look at sets of two tools that can be used to look at
texts and organize the vocabulary for learning.
The Compleat Lexical Tutor is a site that has been around for a couple
of years. It contains tools for analyzing texts for frequency and
collocations (concordances), and for testing vocabulary levels.
http://132.208.224.131/ It takes a little while to learn how to use
but can do some very interesting things. For a tour of the site and
instructions on how to use it, there is a review written by Marti Sevier
of Simon Fraser University that can be found at
http://www-writing.berkeley.edu/TESL-EJ/ej31/m2.html
Most teachers don’t usually think of Amazon.com as a resource for
information about language. Yet there are some nice functions available
there that may come in handy from time to time. Did you know that
Amazon.com (US site) has a feature that allows us to search inside books?
It is not available for all books, however, but most new titles have
this feature. With this feature we can get readability statistics, find
out what vocabulary is most common in the book, and search for
vocabulary (words or phrases) and collocations. Let’s take an example.
Jared Diamond’s book “Guns, Germs and Steel” is a book that has this
search inside feature. If you mouse over the cover image, a pop-up menu
appears. If you click on the Books on Related Topics, Concordances, or
Text Stats links, you will go to a page that contains all three of these.
The most interesting and useful is the Concordances. A box appears that
lists the 100 most frequent words in the book. The words are also
arranged in different font sizes to show the frequency level (the more
frequent have a larger font). Click on any of these words to see all
examples of where the word is used in the book. The Search Inside this
Book text field allows us to search for phrases. I searched for the
phrase “in order to” and found 33 examples of it in the book. So if we
want to know what vocabulary is frequent in various fields or if we want
to look for authentic examples of language usage, these tools are really
fantastic. Each of these texts can be used as a mini corpus that we can
search and explore.
This week’s Treasure Hunt.
This week’s question asks you to use the tools to look inside a book at
Amazon.com. You’ll have to read the instructions above once more to
complete it. Happy hunting!
Here’s the site: http://www.amazon.com/
Here is the question:
1. What is the most common word in the Lonely Planet travel guide for
Japan? Is it “bath”, “station”, “temple”, or “expensive”?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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★メルマガ入門講座:音声編 III
講師:下山 幸成(早稲田実業学校)
聞き手:前田 道代(神奈川県立外語短期大学)
======================□■
音声編第III部です。第7号でお届けした第II部では、要らない部分の削除・無音
化の解説をお届けしました。今月号では、先回の解説内容をもとに、音声教材の
編集方法を説明します。視覚的な説明も必要となりますので、今回も以下のUR
Lにアクセスし、画面をご覧になりながらお聞きください。
http://www.yukinaris.net/sndedit/let-mm-9.html
音声解説は、以下の三部構成となっています。
はじめに
第5回 「Audacity」編集3:無音部分の挿入(ロールプレイ教材の作成)
第6回 「Audacity」編集4:リピート教材の作成
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★おしらせ
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☆2006年度LET全国研究大会日程変更について
LET会長 大八木廣人
LET第46回全国研究大会会長 野村和宏
=========================
会員の皆様、お変わりなくお過ごしのこととお察し致します。
さて、来年度(2006年度)のLET全国研究大会を2006年8月3日、4日、
5日に開催することに理事会で決定し、総会でご報告いたしましたが、全国英語
教育学会が8月4日(役員会)、5日、6日に高知大学で開催されることが、そ
の後わかりました。そこで、LETの全国研究大会開催を一日早めて開催すること
を検討し、全理事によるメール会議でご承認をいただきましたので、下記のよう
に変更いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
2006年度LET全国研究大会日程:
8月2日(水)(LET役員会、ワークショップ等)
8月3日(木)第1日目
8月4日(金)第2日目
大会会場:京都産業大学(〒603-8555 京都市北区上賀茂本山)
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★FLEAT 5こぼれ話
==========□■
先月号はプロボからFLEAT5速報をお届けいたしましたが、そこでお伝えした新
入生が山登りをしてY字のペンキを塗るという話を覚えていらっしゃるでしょう
か?このY字の伝統行事についての追加情報をお届けします。
プロボでメルマガを読み、この行事に大変興味をもたれたある会員の方が、大会
運営を補助している学生にもっと詳しく話を聞こうとしたところ、聞いた学生の
中にはこの話を知っている人が誰もいなかったそうで、そのことをメールで知ら
せてくださいました。誤情報を載せたのかと心配になり、他の参加者の方々に問
い合わせてみると、Y字のペンキ塗り行事の話を聞いた方は他にもいらっしゃり、
大八木会長も昨年の準備委員会でBYUを訪問された際、キャンパスツアーのガ
イドから同じ話を聞いていらっしゃることがわかりました。不思議におもって、
真相のほどをBYUのHarold Hendricksさんに問い合わせたところ、すぐに次の
ようなお返事をいただきました。
I will be happy to clear up this mystery. For many decades it was the
duty of the incoming freshman class to trudge up the mountain, mix a
large amount of whitewash (a type of inexpensive white paint) and pass
buckets up to the top of the Y and splash the whitewash on the rocks
that made up the letter. It was a great deal of fun, and much of the
whitewash was splattered on the students as well as the rocks. I
personally participated in the tradition when I was a freshman in 1969.
However, in the 1980's the United States Forest Service, the government
agency that oversees the mountain and the vegetation on it, determined
that the annual event was causing too much erosion on the mountainside
around the Y. They asked BYU to stop the practice to prevent further
damage to the mountain. Since then, BYU hires a helicopter service to
spray-paint the Y every other year or so. I believe that during the
tour last year, the guide told us this story, but didn't make it clear
that the students no longer did this. This is why the current students
do not know anything about it.
伝統行事ではあったけれど、今はもう行われていないということで、納得ができ
ました。問い合わせた方の中には、空港からのシャトルバスの中で地元の方から
聞いたという方もいらっしゃったので、プロボの町では、まだ学生が塗っている
と思っていらっしゃる方もいるようです。それにしても、環境保護のために不可
欠とはいえ、伝統行事が消えることもあるという現実には一抹の寂しさを覚えな
いわけにはいきません。
お返事をくださったHendricksさんは、せっかくなのでと、Y字の伝統行事をも
うひとつ教えてくださいました。
Another tradition that has changed is the lighting of the Y at night.
In the past, representatives of the graduating class would light fires
around the Y on the night of graduation. Again, the Forest Service
decided this was too great a fire danger, so instead of fires, electric
lights are set up around the outline of the Y so that on special
occasions the Y shines brightly at night. In fact, the night after
FLEAT 5 ended, the Y was lit for graduation. If anyone stayed in Provo
an extra day, they would have seen the Y shining brightly on the
mountain.
ライトアップされたY字はさぞかしきれいであったろうと思いますが、参加され
た方のなかで、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
先月号でもお伝えしましたように、FELAT5報告はニューズレターでも準備して
おりますが、参加された方々の個別の情報等ございましたら、継続してメルマガ
紙上でもお伝えしたいと思います。mm-editors@j-let.orgまで、ぜひご連絡くだ
さい。
[前田道代(本部広報担当)]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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★支部ホームページ情報
===========□■
8~9月の支部ホームページ更新情報をお届けします。
─────────────────────────────────────
======
☆関西支部
======
基礎理論研究部会:
9月例会 9月17日(土) 関学大梅田キャンパス
http://www.let-kansai.org/bukai-kiso.html
中高授業研究部会・英語の教え方研究会(共催):
2005年9月例会 9月11日(日) 京都教育大学1号館B棟2階LL教室
http://www.let-kansai.org/bukai-jugyo.html
大学授業研究部会:
若手研究会 10月8日(土) 流通科学大学 5208教室
研究例会 11月19日(土) 流通科学大学 5208教室
http://www.let-kansai.org/bukai-daigaku.html
英語の発音教育研究部会:
第13回研究会 9月11日(日)西宮プレラホール会議室
http://www.let-kansai.org/bukai-hatsu.html
早期英語教育研究部会:
2005年度早期英語教育研究部会例会
9月24日(土) 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室
http://www.let-kansai.org/bukai-soki.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■=====
★編集後記
=====□■
「FLEATこぼれ話」としてまとめたY字の話をめぐっては、メルマガに載せる情
報には確認が必要と随分冷や汗をかいたのですが、ひやひやしつつもその一方で、
メールという情報手段のありがたみを再確認し、一人で感動もしておりました。
電話や手紙しかない時代、小さな疑問はそのままになりがちでしたが、今は、メー
ルのお陰で気軽に問いかけができるようになりました。そして、必要であれば、
極めて短時間のうちに、(しかも気軽に!)たくさんの方と情報を交換すること
ができます。今回のように、メルマガに載せた情報が発端になり、読者のみなさ
んの間でも情報交換の機会が生まれ、なにか一つでも多くのことがわかるように
なれば、編集側に立つ者としては、これ以上にうれしいことはないという思いを
強くしております。誤情報は厳禁ですが、興味をもっていただける情報をお届け
できるよう、さらに努力を続けたいと思います。メールマガジンについての皆様
のご意見・ご要望等、ぜひ、mm-editors@j-let.orgまでお寄せください。
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☆メルマガ退会・アドレス変更方法のご案内
メルマガの配信を止めたい時は以下の手順で配信を解除してください。また、ア
ドレスを変更したい場合は一度退会し、再度登録してください。
1. 以下のURL(本部サイト)にアクセスし、「メルマガ」のページを開く。
http://www.j-let.org →"Contents in Japanese"→「全国版メールマガジン
INFO-MAG」(ご案内)
2.「INFO-MAG会員の方へ」の下にあるテキストボックスに、登録してあるメール
アドレスを入力し、[退会またはオプションの変更]をクリック。
3.次のページで「退会」ボタンをクリック。
4.退会確認のメールが届く。メールの中に書かれているURLを開く(クリック)。
5.開いたページの[退会]ボタンをクリック。
6.手続き完了。
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編集担当者
【九州・沖縄支部】竹野茂(宮崎公立大学)田口純(筑紫女学園大学)
【関西支部】名部井敏代(関西大学)佐々木顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】高橋美由紀(兵庫教育大学)伊藤隆(名古屋学院大学)
【関東支部】保崎則雄(早稲田大学)下島容義(聖パウロ学園高等学校)
【本部広報担当】前田道代(神奈川県立外語短期大学)