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【LET blog 第174号】 (2019年07月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
【LET blog 第174号】
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みなさん、こんにちは。

今年度の全国研究大会まで1ヶ月を切りました。

学期末も近づきお忙しい日々が続いているかと思いますが、宿泊予約・参加登録も含め、予約申込がお済みでない方はどうぞ早めにお済ませください。

http://www.j-let.org/fleatvii/

さて、今月号の支部企画は、中部支部からの「中部支部春季大会を振り返る:SDGs と英語教育」です。

それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。

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■ 第174号のもくじ
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■ FLEAT VII のお知らせ
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■ 支部企画
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□ 中部支部:中部支部春季大会を振り返る:SDGs と英語教育
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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
 ■ 英語発音教育研究部会 第78回研究会
 ■ 早期英語教育研究会 第2回例会
 ■ 第10次 基礎理論研究部会 次回の通常例会の日時
□ 関東支部
 ■ リサーチデザイン研修研究部会 Google for Education ワークショップ
 ■ リサーチ・デザイン研究研修部会 2019年度第1回講演会
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■ 支部からのその他のお知らせ
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第174号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1770#more


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【LET blog 第174号】
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■ FLEAT VII のお知らせ
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2019年8月6日 (火) から9日 (金) まで,FLEAT VII (早稲田大学) を開催予定です。

・詳細:http://www.j-let.org/fleatvii/

なお,本大会は LET 第59回全国研究大会を兼ねております。

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■ 支部企画
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□ 中部支部:中部支部春季大会を振り返る:SDGsと英語教育
工藤 泰三(名古屋学院大学)
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2019年5月25日に名古屋学院大学にて開催されたLET中部支部春季大会では、「SDGs ×英語教育 ~SDGs の達成に向け、英語教育はどう貢献できるか~」というテーマでシンポジウムを行った。LET の支部大会で扱うテーマとしてはちょっとそぐわないのではないか、と心配もしていたのだが、結局のところ多くの方々に関心を寄せていただいて安堵している。

SDGs について語るときは、やはり「そもそも SDGs って何?」というところから考える必要があるだろう。ご存知の方も多いと思うが、これは2015年9月に国連総会において全加盟国一致で採択された成果文書「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」において示された17の開発目標と169のターゲットを指す言葉である。このアジェンダが採択された背景には、現在私たちが抱える地球的課題に対して世界各国が持つ危機感がある。飢餓・貧困、森林破壊、海洋汚染、戦争・紛争、難民、差別... SDGs はこれらさまざまな課題に対して、地球に住む者すべてが主体的に考え行動していくことの必要性を示すものなのである。

では、そのために英語教育はどのように貢献できるのであろうか。SDGs の観点からすると、英語教員は生徒・学生の英語の運用能力を高めるべく努力していればよいというわけにはいかなくなる。英語ができるようになったからと言って、グローバル経済社会の中で自分が所属する企業の利益を追求すべく、ファストファッションと呼ばれる服の製造のために劣悪な環境下で低賃金の労働者を働かせ続けたり、安価で生産も容易な植物油脂の製造の拡大のために熱帯雨林の開発を続けたりするような人材を育ててしまってはいけない。私たちは、「英語を学ぶその先にあるもの」を見ること、見させることを忘れてしまってはいけないのだ。

地球的課題に対し、主体的に考え、そして行動につなげていく方法はいくらでもある。課題についての英文記事の読解、より良い改善策についてのディスカッション、自分たちの行動目標をポスターセッションで発表...。みんながマララ=ユサフザイやセヴァン=スズキのようになる必要はない。教える方も教えられる方も、一人一人が地球市民としての意識を持ち、自分たちの住む地球が抱える課題を自分ごととして捉えられる、そんな「学びの場」を、英語の授業においても作っていくべきではないだろうか。

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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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■ 英語発音教育研究部会 第78回研究会
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日 時:2019年7月13日(土)13時~16時半
場 所:関西国際大学尼崎キャンパス

内 容:
1)教科書(書評)
  1. 今井・上田・大塚 (2019)『英語音声表記トレーニング・ワークブック』英潮社
  2. 伊達民和(2019)『教室の音声学読本』大阪教育図書
2)論文(紹介と議論)
  赤塚・堀・遠山 (2018)「日本人英語学習者における英語イントネーションの発音指導の効果」LET 55, 151-170
3)発音指導に関する議論(テーマ未定)

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■ 早期英語教育研究会 第2回例会
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日 時: 2019年7月27日(土) 13:00-17:30
場 所: 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室
    (大阪駅前第2ビル6階)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda

内容:早期英語教育に関する概論書の輪読および研究発表

1.文献輪読
Teaching Young Language Learners
Annamaria Pinter (2017): Oxford University Press

輪読担当:
□ Chapter 3: Learning second languages at home and at school
佐藤佑里子先生(大阪芸術大学)
□ Chapter 4: Policy: primary ELT programmes
斉藤倫子(滋賀県立大学)

Amazon:
https://www.amazon.co.jp/Teaching-Language-Learners-Annamaria-Pinter/dp/0194403181

Book Depository:
https://www.bookdepository.com/Teaching-Young-Language-Learners-Annamaria-Pinter/9780194403184?ref=grid-view&qid=1553410047412&sr=1-3

2. 今年度のディカッション議題および発表についての検討

3. ミニ講義 「役立つ脳教室」
担当:井狩幸男先生(大阪市立大学)

【過去の輪読文献】
1. 子供は言語をどう獲得するのか
2. The primary English teacher's guide;
3. Language and literacy in the early years;
4. Language development and education;
5. Teaching languages to young learners;
6. Beginning literacy with language: Young children learning at home and school;
7. Teaching English as a foreign language in primary school;
8. Second language acquisition and the younger learner: Child's play?;
9. Teaching foreign languages in the primary school;
10. Primary English teaching: An introduction to language, literacy and learning;
11. The Learning Brain : Lessons for Education;
12. Children Learning Second Languages;
13. Teaching English to Young Learners: Critical Issues in Language Teaching with 3-12 Year Old

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■第10次 基礎理論研究部会 次回の通常例会の日時
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(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.jp)

次回の一般向け通常例会は10月20日の開催となります予定です。詳細については9月ごろ改めて情報を挙げさせていただきます。

*プロジェクトメンバーの方は、7月~9月のプロジェクト会議にご参集下さい。

詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74

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□ 関東支部
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■ リサーチデザイン研修研究部会 Google for Educationワークショップ
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この度、関東支部リサーチ・デザイン研究研修部会は Google for Education のサポートを受けてワークショップを開催することに致しました。Google for Education はどのような機能を持ち、それらを外国語教育へどのように活用するかについて学ぶよい機会になると思います。詳細は以下の通りになります。

日 時:7月27日(土)13時-16時 (受付開始は12時40分より) 
場 所:中央大学市ヶ谷田町キャンパス501教室(東京メトロ 南北線・有楽町線 / 市ヶ谷駅(6番出口)徒歩1分)
https://www.chuo-u.ac.jp/access/ichigayatamachi/ 
※市ヶ谷キャンパスと異なりますのでご注意下さい。

ワークショップ内容:
1.13時-13時20分 「大学での語学や教員養成科目で用いた Classroom の実践報告」 
(秀明大学 山口 高領 先生)
2.13時20分-13時40分「中学2年生の英語授業と大学1年生の TOEFL 対策講座の例」
(開成学園 久保 岳夫 先生)
3.13時40分-14時「Googleドキュメントを活用した協働ライティングの実践報告」
(中央大学 橋本 健広 先生)
4.14時10分-14時40分「Google for Education の紹介」
(Google for Education 小出 泰久 様)
5.14時45分-16時「Google for Education ハンズオン」
(Google for Education 上原 玲 様)

定員は40名とさせて頂きます(定員を超えた応募があった場合はLET会員を優先します。ご了承下さい)。
参加申込は以下のフォームからお願い致します。振るってのご参加をお待ちしております。
https://forms.gle/1jxdAi45SzMaodnV7

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■ リサーチ・デザイン研究研修部会 2019年度第1回講演会
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日 時:2019年8月8日(木)14:00-16:00
場 所:中央大学後楽園キャンパス3号館3階3311室(東京メトロ丸ノ内線・南北線『後楽園駅』徒歩約5分)

講演者:緒方 健作先生(マギル大学大学院生)
講演題目:The prospect of mixed methods research (MMR). Why MMR? ~混合研究の可能性を探る~
要旨:This workshop focuses examination of research methods that are supported by multiple research perspectives. As such, it aims to deepen Education researchers’ thinking about, various approaches, paradigms, and methods related to educational research. In particular, it focuses on mixed methods research (MMR) paradigm in education.

カナダのマギル大学博士課程教育学研究科在籍中の緒方健作先生より、現在の混合研究の動向と、最近のご自身の研究についてお話していただきます。発表は日本語になります。

会員・非会員のみなさま奮ってご参加ください。中央大学後楽園キャンパスのアクセスはこちら(https://www.chuo-u.ac.jp/access/kourakuen/)になります。
入場無料(非会員を含む)・予約不要です。

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■ 支部からのその他のお知らせ
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□ 関東支部
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■ 関東支部賞推薦の受付開始
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本年度の外国語教育メディア学会(LET)関東支部賞推薦の受付を開始させていただきました。つきましては、関東支部賞の候補者をご推薦いただければと存じます(自薦・他薦を問いません)。締め切りは8月20日(火)です。

詳しい応募要項などの情報は、関東支部ウェブサイトにある「関東支部賞規程」( http://www.kanto.j-let.org/award-kanto/ )をご覧ください。

皆さまのご推薦・ご応募をお待ちしております。

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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6

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■ 編集後記
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つらい

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□blog(旧メルマガ)のバックナンバーは、LET blog・アーカイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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☆更新案内のお知らせ停止・アドレス変更は、以下 URL にてお願いいたします。
http://www.j-let.org/→「LET メールマガジン」
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LET blog 委員
【関東支部】
 若有 保彦(秋田大学)
 森谷 祥子(東京大学大学院生)
【中部支部】
 西尾 由里(名城大学)
 犬塚 章夫(愛知県碧南市立日進小学校)
【関西支部】
 深田 將揮(畿央大学)
 神谷 健一(大阪工業大学)
【九州・沖縄支部】
 麻生 雄治(長崎県立大学)
 筒井 英一郎(北九州市立大学)
【LET blog 編集責任者】
 阪上 辰也 (広島大学)

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