基調講演 Keynote speech
AI時代の外国語教育―認知科学からの提言
Learning and Education of non-native language in the era of interactive AI—suggestions from Cognitive Science
【講演概要】
私たちの思考はどこまで言語に依存し言語によって規定されているのだろうか?
異なる言語の話者は世界の見え方が異なるのだろうか?認知心理学の実験を通して、言語、思考、文化の関係を考えます。また母語のスキーマが第二言語習得にどのように影響するのか、自動翻訳が急速に発達している現在で、外国語を習得する意義や外国教育についてもお話しします。
【講師プロフィール】
慶應義塾大学環境情報学部教授。Cognitive Science Society 特別名誉会員(Fellow)、運営委員。専門は認知科学、特に言語心理学、発達心理学、教育心理学。1994年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。著書に『英語独習法』『ことばと思考』、『学びとは何か―〈探究人〉になるために』、『言語と身体性』(共編著)、『ことばの発達の謎を解く』、『親子で育てることば力と思考力』、『言葉をおぼえるしくみ―母語から外国語まで』(共著)、『言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか―』(共著)などがある。
講演資料 (PDFファイル)
最新の著書について(『言語の本質』の特設ページ)
https://www.chuko.co.jp/special/gengonohonshitsu/