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【LET blog 第200号】 (2021年09月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
【LET blog 第200号】
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みなさん、こんにちは。

まだまだ、残暑が続いておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月号の支部企画は、九州・沖縄支部からの「学生はテストに出た単語、触れる機会あったよね?」です。

それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。

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■ 第200号のもくじ
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■ 支部企画:九州・沖縄支部「学生はテストに出た単語、触れる機会あったよね?」
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■ 支部研究大会情報
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□ 関西支部
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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
 ■ 第11次 基礎理論研究部会 第12回 9月研究例会
 ■ 早期英語教育研究部会 2021 年度 第3回例会
 ■京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第2回例会 & 外国語教育メディア学会関西支部中高授業研究部会 10月例会
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第200号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1796#more


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【LET blog 第200号】
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■ 支部企画
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□ 九州・沖縄支部:「学生はテストに出た単語、触れる機会あったよね?」
 (Paul Richards,宮崎国際大学)
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 筆者は去年3月にちょうどコロナが広がり始まった頃、アメリカから来日し、皆様と同様に楽しみにしていた祭りや花火大会などのイベントがなくなったり、なかなか家族に会えなくなったり、非常に残念に思う。一方で Zoom でのオンライン授業などにより、教育現場でのテクノロジー使用についての研究の必要性を改めて感じている。

私は宮崎国際大学の国際教養学部で英語学、スピーキング、リーディング、英作文などの授業を担当している。今回の掲載では、リーディングの授業で使う教材に「New General Service List」(NGSL)の単語がどのぐらい出るかを調査する試みを紹介させていただきたい。リーディングの授業では、学生の語彙力と読書のスピードの向上を目標としている。授業の主な活動はスピード・リーディングと集中リーディングである。スピード・リーディングでは、「Reading for Speed and Fluency」という教科書シリーズを授業中で使い、学生が文書を読み、読むのにかかった時間を記録し、内容についての質問を答える。そして、集中リーディングの活動としては、学生は本校の教員が作った文書を読み、不明な単語や表現をオンライン学習用の辞典で意味を調べ、学生同士で意味不明なところについて英語で話し合って、問題を解決する。また宿題として Praxis Ed で英単語の勉強をする。

学生がどのぐらい単語を覚えたかを把握するため、NGSLの単語テストを実施する。テストに出る語は NGSL の5つのバンドからとった20語(計100問)である。最近まで、特定の単語が本にでる頻度を調べるのは至難の業だったが、パイソンなどのプラグラム言語を使い前より楽になった。

しかしこうするために、まず教材のテキストファイルが必要である。集中リーディングの文書は本学の教員が作ったものなので、既にファイルがあった。「Reading for Speed and Fluency」のテキストファイルは会社のウェブサイトにのっていて、無料にダウンロードができた。また宿題で使うPraxis Edの単語リストは無かったので、直接連絡し、送ってもらった。

テキストファイルが揃ってから、パイソンで簡単なプログラムを作成し、自然言語処理(NLP)ライブラリを使って、レンマ(Lemma)検索でNGSL単語が教材にどのぐらい出るか、また出てこない単語があるかどうか、そしてどの単語がどの教材に出るかを調べた。以上の試みは最初の一歩に過ぎないが、単語テストの結果を分析する際、また教材を編集・作成する際、欠かせない参考資料になると思う。

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■ 支部研究大会情報
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□ 2021年度関西支部秋季研究大会
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LET 関西支部では、2021年12月12 日(日)、オンライン(Zoom)で、秋季研究大会を開催します。

9月20日(月)正午まで研究発表・実践報告・Classroom Tips を募集しております。
どうぞふるってご応募ください。
コロナ影響下の教室で皆さんが行ってきた授業実践を、ぜひ実践報告や Classroom Tips でご紹介ください。

http://www.let-kansai.org/htdocs/

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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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■ 第11次 基礎理論研究部会 第12回 9月研究例会
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(For information in English, please click on the link below:
https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/

日 時:2021年 9月 19日(日)例会:13:30-16:30
*プロジェクトメンバーの方は、10:30までにご参集下さい。
*時間厳守でお願い致します。

内 容:
1.研究発表1
  「英語学習者のライティングにおけるフォーミュラの親密度と頻度の関係」
担当:松田 紀子 先生・林 美登利 先生・西 美都子 先生 (近畿大学)
2.研究発表2
  「ラッシュモデルを用いた フレーズ語彙サイズテストの検証」
担当:松尾 徹 先生 (大阪女学院大学)

会 場:Zoom 利用によるオンライン開催の予定です。

下記「参加希望フォーム」にご回答いただいた方に、メールでアクセス方法をお送りいたします。
フォームへのご回答は例会開催の前日9月18日(土)の PM5:00 までにお願いできますと幸いです。
ご回答いただきました情報に基づいて、前日中に Zoom ミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
また、もし上記の締め切りを過ぎてご回答いただいた場合でも、追って Zoom ミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきますが、すぐに対応ができない場合もございますのでご了承ください。

参加希望フォーム:https://forms.gle/dNjt5fu1F1oHENNA7

詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74

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■ 早期英語教育研究部会 2021 年度 第3回例会
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日 時: 2021年10月2日(土)13:00~17:30
会 場:
1. 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室 (大阪駅前第2ビル6階)
   https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda
  ※コロナ感染拡大の影響により、オンラインのみとなる可能性があります。
2. オンライン (Zoom) ※参加のためのURLおよびパスワードは後程お知らせ致します。

内 容:早期英語教育に関する概論書の輪読および発表
1.文献輪読
Learning Foreign Languages in Primary School: Research Insights
Gracia Mayo, M. P. (ed) (2017): Channel View Publications /UK

□ Chapter 10: Reformulation as a Problem-Solving Space for Young EFL Writers: A Longitudinal Study of Language Learning Strategies
 担当:松延亜紀先生(大阪教育大学)
□ Chapter 11: A Questionnaire Study of Iranian Children’s Understanding of
Intercultural Issues
 担当:斉藤倫子(関西学院大学)

2. ミニ講義 「役立つ脳教室」
 担当:井狩幸男先生 (大阪市立大学)

【参加登録のお願い】
会場の参加者数の把握のため、ご出席の場合は、下記のGoogle Form にて参加登録をお願い致します。
  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeJE8adJan1eq2Rdb0RoK19ApGzUo5LL-v4IAE-EDsDpTpejg/viewform

お問合せ:
早期英語教育研究部会事務局 
斉藤倫子 eeesiglet gmail.com

詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78

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■京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第2回例会 & 外国語教育メディア学会関西支部中高授業研究部会 10月例会
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日 時:10月10日(日)15:00-16:30 Zoomによるオンライン開催

内 容:
「相手意識を育む小中連携:やりとりを通した指導と評価」
大江太津志(京都市立百々小学校)・大塚恵理(京都市立上京中学校)

コロナ禍のなかで小学校では5・6年生での外国語の教科化が始まり、中学校では今年度より新学習指導要領が施行されました。小中で一貫した目標を持ち、連携できるのが理想的ではあるのですが、制限の多い学校生活の中、現実はなかなかうまくはいきません。今回の発表では、小学校の学習内容を生かして、中学校では「話すこと[やりとり]」の領域で、内容で小中を繋ぐ実践を提案させていただきます。参会の皆さまとともに、よりよい連携のあり方や中学校での学習指導の高度化について考えていきたいと思っております。ご指導よろしくお願いいたします。

「小中ジャンプというリアリティ:バフチンのクロノトープ(時空)を手がかりに」
西本有逸(京都教育大学)

小学校と中学校の連携がうまくいけば、小中ジャンプになります。英語を通して世界(正確には概念)が拡がり豊かになるからです。このリアリティを動詞の過去形について、バフチンのクロノトープ(時空)を手がかりに考えます。

参加費:無料

要予約:下記問合せ先へ前日までにメールによる

問合せ先:京都教育大学 西本有逸(yuitsu kyokyo-u.ac.jp)

詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=75

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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6

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■ 編集後記
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本 blog,200号の発行を迎えたようですが,後任を迎えることはできず...

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